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何度も書いていますが、最近、マインドフルネスというストレス対処法に興味を持っています。

私が今でも気になっている、自律神経失調症やパニック障害などは、脳内の偏桃体が恐怖などで勘違いすることで活性化し、その結果として起こる過剰反応だと言われています。
予期不安などの間違った反応に対して、効果があると言われているからです。

この半年ほど、いろんな書籍や記事を読んで、試してみたいことがいくつかあります。
効果がありそうなら、おいおい、そのことも紹介したいと思っています。

今日は、読んだ記事の中から、簡単に実行できそうなことを一つ紹介します。

マインドフルネスは、「瞑想」や「座禅」といった日本の修行をベースに、アメリカで発展した、こころのエクササイズです。
したがって精神的な活動であるという認識が強かったのですが、身体的な活動からもマインドフルネスが実践できるというものです。

過去でも未来でもなく「今」に集中して、対象をあるがままに受け入れましょうというのがポイントでもあります。
いろんな考えが浮かんできても、執着せずに、次々流していくというのが精神的な活動ですが、
身体的な活動では、「アンカリング」とよばれる方法をとります。

アンカリングとは、身体感覚を通して自分を現実につなぎ止める、自分の身体に注意を向けること、
具体的には、たとえば不眠でベッドの上で苦悶しているとき、あれやこれやと考え事をするのではなく、
今の自分はどこかが痛いのだろうか?どこかが冷たいのだろうか?どこかが痺れているのだろうか?・・
そういった感じで身体に注意を向けることで、今の出来事に自分を繋ぎ止めることができるようになります。

人間は精神的に辛い時って、自分の身体のことを考えることを後回しにする傾向があるそうです。
逆に言えば、精神的にテンパってしまって、呼吸が速くなったり、筋肉が強張ってコリが生じていても、気づかずにそのまま悪化させてしまう・・・悪循環に陥ります。

テンパっている時に、精神的に「今に集中して、雑念を受け流そう」としても、なかなか難しいものがありますからね。
その代わりに、身体に集中(アンカー)して、今に集中することの方が、難易度が低いような気がします。

もちろん、聞きかじりだけで、すぐに効果が出るなんて、甘いものではないんでしょうが・・・
これから、特に不眠の時なんかに、意識してみようかなと考えています。
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