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Que Sera, Sera.
アメリカ大統領選挙といい、イギリスのEU離脱の国民投票といい、
大方の予想を裏切って、その結果になったのは、余裕がなくなった庶民が、目先のことにとらわれて近視眼的な物の見方しかできなくなったことが一因と言われています。
先に何があろうが、損しようが、今、隣にいる難民や移民に我慢がならん!という感情の結果ということです。

偉そうに分析していますが、私だって目先の外因に対して、一喜一憂する傾向が強いです。
仕事では、出向になり、これまでの慣れた仕事ではないと憤り、
       人からの評価が得られないといって悲しみ、
体調でも、一時に比べたら格段に良くなっているのに、少し悪い時期があると、もう人生終わりかのように落胆しています。

思えば、紆余曲折あった私の人生ですが、現在は悪くはないなと感じています。
もちろん、健康で無理も効く身体で、バリバリと働いてビジネスでひとかどの存在である、別の人生もあったかもしれないけれど・・
仕事での活躍を諦めたおかげで、楽しめた人生もあったわけで。

離脱症状があって体調が優れず、これがずっと続くなら死んだ方がマシだと悩んだりしたけれど、
日常生活を送る上でほとんど支障がなくなった現在から考えたら、あの時クスリを全て断ってしまった判断は正しかったと思われるわけで。
睡眠薬や安定剤を飲みながら働かなきゃならないなんて、不自然な生活を未来も含めて回避できたことは、間違いなく幸せな結果です。

人間万事塞翁が馬」という故事成語があります。
今の幸せ、不幸せが、未来永劫続くわけではなく、いつ逆に転じるかわからない。
目の前のことで、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないということですね。

今思う幸福が永劫続くわけでもないし、辛かった日常の結果が、将来の満足に繋がっていることもあります。
近視眼で下した判断が全て間違いだなんて思わないけれど、
それでも、目先の結果に対して一喜一憂する必要なんてどこにもなく、
焦らず腐らず、あるがままに受け入れて、長い先の将来に対して期待していきたいと思います。
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