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書籍紹介3
先日のブログでも紹介しました、断薬の手伝いをしてくれる「東京DDクリニック」の院長、内海聡先生が新しい書籍を刊行されたので読んでみました。

心の病に薬はいらない!
心の

もっと優しい言葉が並んでいると思っていましたが・・・衝撃的でした。
ただの人気取りの書籍ではありませんでした。

私は薬害と言ってもいいようなベンゾジアゼピンの離脱症状(本文では禁断症状としていました)に苦しめられながら、それでも(精神)医学に助けてほしいと頼るような、甘えがどこかに残っています。
それを見越しているかのように、「それでも医学を信用したいというような覚悟では薬をやめられるわけがない」と断じられました。

都合が悪かろうと本質であろうことに対して、言い訳してはいけない・・・その通りです。
私はその覚悟がまだないだけです。

  「あなたはまだ鬱の症状が残っており、向精神薬を飲み続ける必要がある」
  「効いていないように思われても、再発防止のために抗鬱剤は飲みなさい」
  
  この言葉を信じるのか?
  これが真実と思っているのか?


今、私の中ですごい葛藤が起こっています・・・

しかも、離脱症状はベンゾジアゼピンだけで、抗鬱剤、メジャートランキライザーにはないと思っていましたが・・・
今飲んでいるサインバルタを中断したことは何度もあって、特段問題がなかったので安心していましたが、向精神薬はすべて離脱症状があるとの見立てです。

この書籍の最後には、あの有名な「アシュトンマニュアル」に関する見解も付記されています。
必ずしも「アシュトンマニュアル」を肯定されてはおりません、むしろ一部の薬剤で置き換えるという点で否定されています。

この数か月で、いろんな記事や文献を読み、主張されることが異なるので、何を信じてよいかわからなくなってきました・・・
いきなり「生きてきた価値観を変えなさい」と言われているようで、「はいそうですか」とすぐに同意できる内容ではないのです・・・

本文では「精神医学」を「原発」に例えておられました。
原発推進、原発撤廃・・どちらの主張もあるでしょうが、「少数だけ原発を残してあとは撤廃」なんて中途半端な主張があるでしょうか?

  他人の価値観はどうでもいい、あなたは、あなたの責任のもとでどう考えるのか?
  もう少し考えさせてください・・・
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