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がんばろう神戸&東北 2016/21st
この一年間、ブログのタイトルはずっと英語で通してきているんですが・・・
今日だけは特別な日で、毎年続けてきているので、このタイトルにさせてもらいます。
がんばろう神戸&東北 2015/20TH
がんばろう神戸&東北 2014/19TH
がんばろう神戸&東北 2013/18TH

忘れもしない21年前の今日、早朝5時46分。
あの時、知人、友人、近所の方、多くの方が亡くなりました。
私があの時亡くなっていても何もおかしくなかった。

紙一重で人生は変わってしまいます。
選んだのか選ばれたのか・・・わかりませんが、楽しかろうが辛かろうが、その現実である人生を真摯に受け止めなければ、亡くなられた方が浮かばれません。
そして、毎年1月17日は、生きていることを振り返って、そのありがたさを確認したいという思いがあります。

震災後の21年間のうち、精神疾患として通院・服薬していたのが約10年間、断薬して離脱症状に苦しんだのが3年間、
その6割以上が辛い期間でしたが、それさえも私に与えられた現実です。
そして、神戸が時間をかけて立ち直ったように、私も精神疾患、離脱症状から、時間をかけて立ち直ろうとしています。

世間では、震災により全滅に近かった神戸の街が復興したのは奇跡だと言われることがあります。
しかし今でも神戸に住んでいる友人は言っていました、そんな風に言われるのは心外だと。

  神戸が復興したのは奇跡なんかじゃない、
  それは住人、働いている方、神戸に関係するすべての人が努力したその結果である


まさにその通りだと思います。
何かのトラブルにより転んでしまった当事者には、周りで傍観している者には理解できない苦労があり、その苦労をせずに復活はあり得ません。
それは必ずしも評価されるわけではなく、また多くの場合は痛みを伴うものです。

精神疾患や断薬による離脱症状に苦しみ、疾患に打ち勝ち、社会復帰したいと考えるのも同じことです。
自賛するようですが、私が社会復帰したのは私が努力したことの結果です。
もちろん私だけの手柄ではなく、辛い時に支えてくれた妻、励ましてくれた友人、復帰に際して協力していただいた会社関係者、多くの方のおかげでありますが。

奇跡を起こすには、まず本人の努力、苦労があってのこと
そして結果を信じて、やり続けることでしか達成できません。

誤解を産むような表現ですが、震災は自然現象で、「仕方のないこと」、
でもそこから立ち直る過程は人々の大きな意思であり、その結果が現在であるということを、心に留めたいと思います。
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