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Fabricated medical service
前回のブログで断薬後3年経過したことをサラッと書きまして、いつものようにトップページにも追記をしました。

この3年間、ずいぶんと精神医学に対する不信感を書き、ディスってきたなと感じるわけです。
さらに自分がやって離脱症状緩和に効果のあったことを、ブログで喧伝してきたなと。

でもね、これって決して医学的根拠はないんですよね。
もちろん医学的根拠ってなんやねん?、医学的根拠が全部正しいんかって話なんですけれどね。
私は「精神医学はクソで、なんの根拠もない」って考えていますけれど、多くの人と一般常識ではお医者さん(精神科医)が言っていることが正しいわけで、私は怪しい如何様師ってわけです。

なぜこんなことを書いたかと言うと、日経メディカルの記事で「ニセ医学」ということが話題にあがっていたからです。
ニセ医学」とは「医学のふりをしているが医学的な根拠のない、インチキ医学」と定義されるようです。
昨年11月に糖尿病の7歳男児が祈祷だけで、治療を受けずに死亡したという事件が話題になっていましたね。
一般には「ニセ医学」とはこういうものを指します。

ほかにもあがっていたのが、「コーヒー浣腸」であるとか、「ホメオパシー」であるとか、近藤誠氏の「がんもどき理論」(ググってください)であるとか・・・
まあ、これらを信じておられる方もおられるでしょうし、自己責任で試す分にはなんの問題もないと思うので、効果のあるなしを議論するつもりはないんですけれど。

医学的根拠というのは、医者がちゃんと人体で仮説に基づいた実験をして、実際に効果が認められたというエビデンスがあったものを指すんでしょうから、効果があろうがなかろうが、ちゃんと検証されていないものは全部「ニセ医学」なんですよね。
だから、私が言うような離脱症状だって、それを緩和する民間療法だって「ニセ医学」になっちゃうんでしょう。
素人が勝手に判断して、無駄な時間とお金を浪費する詐欺行為」ってところでしょうか。
ブログを通じて他人様に断薬を勧める行為は「ニセ医学」になるんですかね?
まあ自分でやる分には、納得して遂行しているんだから、誰に文句言われる筋合いはないんですけれど。

それに、この記事にも書いてありましたが、一部の医師も、「現代医学とニセ医学は紙一重」ってことを認めているということ。
たとえば製薬会社主導のデータ改ざんなんかもわかるまでは立派な医療とされていたわけです。
また瀉血みたいに、昔は医学界で正しいと信じられていた治療も、今では「ニセ医学」になっちゃうものもあるわけですよね。
医学的エビデンスがあったはずものが、いつ突然覆るかもしれません。
逆に現在はまだ検証されていないけれど、後で正しかったとわかるものだってあるでしょう。

やってきたことを正当化したい思いは、断薬から時間が経つにつれて小さくなってきました。
今さら精神医療が「ニセ医学」で、民間療法が正しいなんて言いたいわけではないですけれど。

要は医者だってわからんことはあるわけで、
頭ごなしに「ニセ医学」って決めつけないで、真摯に真理を追い求める姿勢を示してもらいたいものです。
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2016/01/10(Sun) 02:42

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CaliforniaRocket

Re: やはりカスタマイズではないかと思います。

> 鍵コメさん

こんにちは、お久しぶりです。

ほんと、人それぞれですよね、正解なんてどこにあるんでしょうね。
ブログを始めたころ、精神科医や意見の違う方に対して、議論を吹っ掛けたり、叱責するようなことを書いていました。
結局は自分がやっていることを否定されるということが怖かったんだと思います。
結果としての現在は、自分では良かったと思っているので、それだけで良いわけですし、
ましてや他人様に押し付ける価値観ではありませんよね。

それでも、同じではなくても・・・
もし似たような症状の方に参考にしていただければ、それは嬉しいですし、
決して一人ではないし、苦しみは永遠に続かないよってことだけでも伝えたいですものね。

暖かいお言葉、ありがとうございました。

2016/01/10(Sun) 18:16

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