知り合いの医療関係者から、「最近、ハンガリー大学医学部の問い合わせが多い」と聞いたことがありました。
「へえ、そうなんだ」と流していましたが、確かに今、医学部を目指す受験生にとって、ちょっとしたトレンドであるようです。
(ハンガリー医学部卒研修医の実力:日経の記事ですので、閲覧には無料の登録が必要になります)
日本の学生に積極的に募集をかけていているそうですが、学生側のメリットとしては
日本の国公立大医学部に比べると、入試が簡単
日本の私立大学に比べると、学費が安い
卒業と同時にEUの医師免許が取得できる
といったところのようです。
つまり、金で入学できる私立に行くには財力が足りないし、成績がそこそこだけれども医者になりたいという受験生にとって、一つの選択肢になっているんですね。
まあ、といっても良いことばかりなら、もっと受験生が殺到するでしょうから、そんなに甘くはない。
授業は英語なので、入学前にプレスクールに通う必要がある
海外の大学では当たり前ですが、進級が非常に厳しい
そもそも海外の大学なので、日本の医師免許取得には厚労省の審査が必要(手続き上の問題です)
つまり、日本の医師免許を取得できるには、通常の6年では難しく、8年くらいかかる場合が多いようですね。
結果としては、国内のバカ大学出身の医者よりは、良く勉強もして優秀である確率が高いんでしょうが、
われわれ診察を受ける立場からしたら、そのお医者さんがどういった経歴なり経験をしてきて、私の診察をしているのか知りたいもので、それが多様化するなら診察の前に教えてほしいと思いませんか?
医者は学歴・・というか卒業した大学を公開するべきだと、ブログ読者の方が仰っていました。
学歴で差別するわけではありませんが、大事な命を預けるわけですから、職業だとしても選択の自由はあって良いように思います。
このハンガリー大のケースでもわかるように、医者だってその職業につくためにその専門学校である医大に進学して訓練、教育するわけで。
それ達成するには様々な選択肢で可能だということです。
私のようなエンジニ志望者が工学の大学で学び、銀行員志望者が経済の大学で訓練し、結果として就職するのと何ら変わりがありません。
医者は特別な存在だとか、医療の知識は何でもあるはずだとか・・・
それが勘違い以外の何物でもないことは、良く分かると思います。
他の職業で、就職するときに学歴を問われたり、仕事を依頼する時に、相手の勤務先や経歴を参考にするように。
医療提供という仕事を依頼する際に、その相手(医者)が、どんな大学で勉強したり訓練してきて、またどこの病院でどんな手術や治療をしてきて、その成績がどうであったか?
そういうことをブラックボックスにしても仕事ができるのって、医者ぐらいじゃないですかね?
サービスを受ける我々が、判断できるだけの情報が(一部でも)公開されるって制度改正されたら、医者の間でももっと競争が促されて、良い方向に改善されると思うんだけれどな・・・
既得権益が強いところで、改革を訴えても無駄なのかな・・
「へえ、そうなんだ」と流していましたが、確かに今、医学部を目指す受験生にとって、ちょっとしたトレンドであるようです。
(ハンガリー医学部卒研修医の実力:日経の記事ですので、閲覧には無料の登録が必要になります)
日本の学生に積極的に募集をかけていているそうですが、学生側のメリットとしては
日本の国公立大医学部に比べると、入試が簡単
日本の私立大学に比べると、学費が安い
卒業と同時にEUの医師免許が取得できる
といったところのようです。
つまり、金で入学できる私立に行くには財力が足りないし、成績がそこそこだけれども医者になりたいという受験生にとって、一つの選択肢になっているんですね。
まあ、といっても良いことばかりなら、もっと受験生が殺到するでしょうから、そんなに甘くはない。
授業は英語なので、入学前にプレスクールに通う必要がある
海外の大学では当たり前ですが、進級が非常に厳しい
そもそも海外の大学なので、日本の医師免許取得には厚労省の審査が必要(手続き上の問題です)
つまり、日本の医師免許を取得できるには、通常の6年では難しく、8年くらいかかる場合が多いようですね。
結果としては、国内のバカ大学出身の医者よりは、良く勉強もして優秀である確率が高いんでしょうが、
われわれ診察を受ける立場からしたら、そのお医者さんがどういった経歴なり経験をしてきて、私の診察をしているのか知りたいもので、それが多様化するなら診察の前に教えてほしいと思いませんか?
医者は学歴・・というか卒業した大学を公開するべきだと、ブログ読者の方が仰っていました。
学歴で差別するわけではありませんが、大事な命を預けるわけですから、職業だとしても選択の自由はあって良いように思います。
このハンガリー大のケースでもわかるように、医者だってその職業につくためにその専門学校である医大に進学して訓練、教育するわけで。
それ達成するには様々な選択肢で可能だということです。
私のようなエンジニ志望者が工学の大学で学び、銀行員志望者が経済の大学で訓練し、結果として就職するのと何ら変わりがありません。
医者は特別な存在だとか、医療の知識は何でもあるはずだとか・・・
それが勘違い以外の何物でもないことは、良く分かると思います。
他の職業で、就職するときに学歴を問われたり、仕事を依頼する時に、相手の勤務先や経歴を参考にするように。
医療提供という仕事を依頼する際に、その相手(医者)が、どんな大学で勉強したり訓練してきて、またどこの病院でどんな手術や治療をしてきて、その成績がどうであったか?
そういうことをブラックボックスにしても仕事ができるのって、医者ぐらいじゃないですかね?
サービスを受ける我々が、判断できるだけの情報が(一部でも)公開されるって制度改正されたら、医者の間でももっと競争が促されて、良い方向に改善されると思うんだけれどな・・・
既得権益が強いところで、改革を訴えても無駄なのかな・・
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Comment 5
Otsay
こんにちは。
内科、皮膚科といった、それほど関連性のない複数の科を一人でやっている医院が普通にあります。3つ以上も何々科と掲げている医院の医師の経歴など、どうなっているのかと思いますね。
よく医院内に、患者を尊重するといった標語は書かれています。しかし、ここ数年で医院にいったとき、当然に患者が知るべきである、どのような判断で、どのような治療をするかといったことすら話してくれないし、聞くと嫌がる、面倒な顔をされるといったことも多かった。また、根拠のないことや、医学的通説(これが正しいかは別にして)に反してる一般的には間違っていることも、その場のノリで話している医師もけっこういました。1回だけですが、やんわりと間違いを指摘したら、激昂されたこともあります。
ここ数年、けっこう医院にいったので、サンプルもそこそこにありますがが、たまに普通に話ができると思うような医師もいます。私の求めるレベルが高すぎるのか、患者が人間扱いされていないのか、どっちでしょう。
ということで、基本的には医療に関わらないことにしています(今年は1回だけコンタクトレンズの定期検査にいっただけです、レンズの状態をみてもらうのが主な目的です)。
最近、医療と関わってはいけないといった本も、そこそこ売れているみたいですが、そりゃ、こんな医療がスタンダードなら、疑問に思う人も出るよなと思います。
長文、失礼しました。
2015/05/29(Fri) 08:35
Otsay
↑こんなことが多かったので、おっしゃられるように、医師の基本的情報を開示して欲しい。これを書き忘れてました。
2015/05/29(Fri) 08:38
CaliforniaRocket
Re: タイトルなし
> Otsay さん
こんにちは。
私もそうですが、Otsayさんも、医者にとっては嫌な患者ですねえ(^^;
現在の既得権では、何も公開しなくても商売できるのに、取引先などの営業記録を開示しろとせまる消費者といったところですかね。
一般の方に比べたら、求めるレベルは高いんでしょうね。
一般の方はこれまでのレベルの低い・・というか通り一辺倒の診察で元の健康体(もしくは思いこんでいるだけかもしれませんが・・)に戻れたから満足しているのでしょう。
我々みたいに再起不能のような加害(あえてこういいますが)を被ると、どうしても慎重になってしまうんでしょうね。
レベルの低い医療が市井にまかり通ていることは事実ですし、
こういった声を誰かが挙げて、世論が動いていかなきゃ変わらんのでしょう。
できるだけそれに近づいてほしいものですね。
2015/05/29(Fri) 12:17
Mimzy
うちの子供は先天的な泌尿器の障害を持っていて、度々入院をしては医師から手術することを促されていました。検査の結果では障害の重度はレベル5(Max)で、自然治癒はほとんど見込めないということでした。
入院すると同じ病気の子供を持った親御さんたちが沢山いることに気がつき、皆さん手術を選択されていました。かなり多いので主治医以外の医師に話を聞いたところ、我々も気がついていないだけでかなりの割合の人が先天的に同じ障害を持っていて気づかずに日常生活を送っていると言うのです。検査しないから病気だと気づかないのだと言っていました。
手術に向けて検査をするようになったのは丁度私が減薬を始めた頃で、既に医師の言うことなど信用していませんでしたから「数年間は手術をしないで様子を見ます」と主治医に伝え、主治医も私の意見を尊重してくださっています。
ところが先日、半年ぶりに精密検査をしたところ、主治医が子供の障害が「治っている」と言うのです。私も素人ながら写真を見たところ、障害と言っていた箇所が跡形もなくなっていることが分かりました。結果的には良かったのですが、やはり医療に対する不信感は大きくなりました。
2015/05/30(Sat) 11:37
CaliforniaRocket
Re: タイトルなし
> Mimzy さん
こんにちは。
そういうこともあるんですね。
多くの場合は、医者に勧められたら絶対だと思ってしまうので、本来なら自然治癒していたものでも、手術してしまったなんてことなんじゃないですかね。
「手術をしない」といって、その意見を尊重してくれるだけでも、まだ見込みがある医者だったのかもしれませんね。
医療不信と言う状態は、決して幸せな状態ではないですよね。
もっと真摯に、信頼を取り返す行いをしてほしいものです。
2015/05/31(Sun) 15:08