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Built on trust
ネットでは散々批判の対象になっている話題ですが・・・

もらい事故でも賠償義務負う 福井地裁判決、無過失の証明ない

もうねえ・・
他のネット記事と同じような感想になってしまうんですが。
この判決をした裁判官は女性のようですが、当事者感覚がないというのか、運転したことがないのかといった判決ですね。
福井新聞の紙面だけではすべてはわかりませんが、単純に書いてあることをまとめると

  ある車の運転手が居眠り運転をしてセンターラインをオーバーして対向車線に突っ込む
  対向車線を走っていた対向車と正面衝突して、助手席に乗っていた同乗者が死亡
  事故を起こした運転手は自動車保険の契約外であったため、同乗者に対して死亡保険金が出ない
  従って一方的に突っ込んでこられた対向車の方でなんとか賠償してくれと裁判を起こす
  もちろん対向車の方は一方的なもらい事故で責任はないのだが、
  裁判官は「責任がないことを証明できなければ賠償しなさい」と、対向車側に賠償命令

     → 今ここ

これを読んで、自身の30年前の体験を思い出しました。

赤信号で信号待ちしていた私は、信号が青になったことを確認して交差点の中へ
そこへ信号を無視して、オバハンが運転する自動車が突っ込んできて、私の車のどてっぱらに追突!
「オバハーン、何すんねん!」という私の怒号にビビったのか、オバハン平謝り、
警察で事情聴取を受けるも、一貫してオバハンが信号無視で突っ込んだと説明、オバハンも異論を唱えない
ところが、保険会社を交えていざ賠償という段になって、
「太陽が光って信号は良く見えなかった、でも相手(私)の信号も赤だったと思う」なんて前言を翻す・・・

いやねえ、おそらく自宅に帰って、事故を夫に叱責されて、言い訳をしていたら引っ込みがつかなくなったなんてことなんでしょうが・・・
光って信号が見えなかったんなら、相手方の信号も見えるわけがなかろう・・・
だいたい止まるくらいの速度で進行する(私の)車が大破するくらいのスピードでぶつけているんだから、交差点に入る時には完全にわき見運転しているよね・・・

さすがにオバハンの主張は無理がありすぎて取り入れられず、私は過失なしで修理をしてもらったけれど、その場しのぎの言い訳には腹が立ったことを思いだします。
ところがですよ、「相手側の信号も赤だったかもしれない」と主張して裁判すれば、「過失がない」と私が証明しなきゃいけない?
今回の判決はそういうこと?

もともと交通ルールというものは、信頼を前提に成り立っているところがあります。
青信号で交差点を進行している時に、もしかしたら何台かは赤信号で突っ込んでくるなんて考えて運転していません。
運転している時に、センターラインをオーバーしてくる車はないのが普通だし、高速道路で逆行してくる車がないのも当然のこと。

それが、今回の判決だと、そういうルールは信頼できないから、相手がルールを無視して突っ込んできた時にも、自分に過失がないことを証明できるように配慮して走行しましょうってこと?
どないせーっちゅうの・・(^^;

ルール守っていても安心できない、信頼のできない、ますます世知辛い世の中になっていくなと思いながら、
ふと考えてみたら・・・

医者、医療と言う交通ルールは絶対で、まさか赤信号を無視してこちらに危害を与えるようなことはないと信頼していたのですが、
副作用や依存性でとんでもないベンゾジアゼピンという薬をのまされたことだって「もらい事故」みたいなもんですからね・・
離脱症状に苦しんで、それを糾弾しようとすると、
「過失(お前の元からの病気だろ!)がないか、お前が証明しろ、できなければお前も責任を負え」といわれているようなものか?

この判決は納得できないけれど、そう考えたら、それくらいの覚悟で世間を渡っていかなきゃ、責任を負わされることばかりなので注意しなよと教えてくれているんですかね?
ああ、なんだか訳がわからなくなってきた・・・
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2015/04/21(Tue) 23:43

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CaliforniaRocket

Re: タイトルなし

> 鍵コメ さん

こんにちは。

当たりの精神科医って、本当に存在するんですかね(^^;

もらい事故はなかなか避けられませんから、
被害を受けたときに、そのあとどう対処するかが重要になってくるんでしょうね。

2015/04/22(Wed) 10:02

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