今日、復職職業訓練で指摘されて気が付いたことがありました。
失敗体験を拗らせて、怖がっているんだなあって。
パニック発作を起こしそうだという予期不安があって、さらに症状を重症化させているとうようなことを書きました。
(Anticipatory anxiety)
その予期不安とは、過去の辛かった症状、すなわち失敗したという体験を根深く覚えていて、またそれが襲ってくるんじゃないかという恐怖が襲ってくることを言います。
つまり失敗した(辛かった、思いだしたくない)という記憶がなければ、不安もあり得ません。
なんかへ理屈のように聞こえるかもしれませんが、そうやって失敗体験を「失敗じゃなく実は必要な体験だった」と考え方を変える行為は、正式な心理療法の一つであったりします。
なぜそんなことを言うかというと、私たち断薬を完了、もしくは実行中の人っていうのは、ベンゾジアゼピンを飲んでいた、そして断薬をせざるを得なかったと言う行為が強烈な失敗体験として、脳に刻みこまれていることがあるんじゃないかと思うからです。
離脱症状に耐えるって行為は、非常に辛かったこととして記憶に残っていますからね・・・
寝られない、食べられない、息ができない・・・
クスリさえ飲まなかったら今頃こんな苦痛を味わっていない、こんなクスリ処方した医者が憎い、
このクスリのおかげで人生を棒に振ってしまった・・・
仕方がないことかもしれませんが、これって強烈な失敗体験でしょう。
これまでも私はブログを通じて、「過去の服薬体験をいつまでも引きずってはいけない」「前を向くために被害者感情は捨てなきゃ」なんてことを書いてきました。
だから自分では前を向いて進もうと心掛けていたし、そうできていると思っていました。
でも深層ではやはり苦痛に対する恐怖が失敗体験として残っていたのでしょう、だから予期不安で今苦しんでいます。
もし断薬途中の方がこのブログを見ているとしたら、偉そうではありますが断薬を先に済ませた者としてアドバイスさせてもらいます。
一刻も早く、断薬の体験、そしてその辛さを失敗体験としてとらえる考え方を捨て去るべきだと。
先述したように私は大丈夫と思っていたんですがね。
トラウマとして残っていたのを、今になって苦しんでいるというのが、今回の真相でしょう。
社会復帰を目指して生活に負荷をかけるようなことがあれば、昔の症状が戻ってくる場合は往々にして考えられます。
そんなときにその症状を、「まあ、仕方がないか、よくあることだ」と思えれば問題ないです。
ところが失敗体験がいつまでも残っていると、「ああ、やっぱり無理だったんだ」「また再発するんだ」と不安を募らせることになります。
それが復職と言う行為を妨げたり、不安が高じるとまた再服薬してしまうことに繋がってしまいます。
「クスリを飲んでしまって、2年間離脱症状に苦しんでしまった」という失敗体験を、自分なりに見方を変えて、「クスリを飲んでしまって、2年間離脱症状に苦しんだけれど、今は回復して復職できそうだ」という「困難を乗り越えた成功体験」と捉えることができるか?
いや、無理やりにでもそう思いこむ努力ができるか?
ベンゾジアゼピンを飲んでしまったことは失敗体験か?
いやいや、今となっては良い経験だったと思えるか?
離脱症状は辛かった・・・けれども今はほとんど辛くないからいいじゃないか、
たまに寝られない時があってもご愛嬌。
カウンセリングの本質は、「失敗体験の見方を変えて、成功体験と思いなさい」と言い聞かせることなんでしょう。
まだまだ乗り越えていくことはありそうです。
失敗体験を拗らせて、怖がっているんだなあって。
パニック発作を起こしそうだという予期不安があって、さらに症状を重症化させているとうようなことを書きました。
(Anticipatory anxiety)
その予期不安とは、過去の辛かった症状、すなわち失敗したという体験を根深く覚えていて、またそれが襲ってくるんじゃないかという恐怖が襲ってくることを言います。
つまり失敗した(辛かった、思いだしたくない)という記憶がなければ、不安もあり得ません。
なんかへ理屈のように聞こえるかもしれませんが、そうやって失敗体験を「失敗じゃなく実は必要な体験だった」と考え方を変える行為は、正式な心理療法の一つであったりします。
なぜそんなことを言うかというと、私たち断薬を完了、もしくは実行中の人っていうのは、ベンゾジアゼピンを飲んでいた、そして断薬をせざるを得なかったと言う行為が強烈な失敗体験として、脳に刻みこまれていることがあるんじゃないかと思うからです。
離脱症状に耐えるって行為は、非常に辛かったこととして記憶に残っていますからね・・・
寝られない、食べられない、息ができない・・・
クスリさえ飲まなかったら今頃こんな苦痛を味わっていない、こんなクスリ処方した医者が憎い、
このクスリのおかげで人生を棒に振ってしまった・・・
仕方がないことかもしれませんが、これって強烈な失敗体験でしょう。
これまでも私はブログを通じて、「過去の服薬体験をいつまでも引きずってはいけない」「前を向くために被害者感情は捨てなきゃ」なんてことを書いてきました。
だから自分では前を向いて進もうと心掛けていたし、そうできていると思っていました。
でも深層ではやはり苦痛に対する恐怖が失敗体験として残っていたのでしょう、だから予期不安で今苦しんでいます。
もし断薬途中の方がこのブログを見ているとしたら、偉そうではありますが断薬を先に済ませた者としてアドバイスさせてもらいます。
一刻も早く、断薬の体験、そしてその辛さを失敗体験としてとらえる考え方を捨て去るべきだと。
先述したように私は大丈夫と思っていたんですがね。
トラウマとして残っていたのを、今になって苦しんでいるというのが、今回の真相でしょう。
社会復帰を目指して生活に負荷をかけるようなことがあれば、昔の症状が戻ってくる場合は往々にして考えられます。
そんなときにその症状を、「まあ、仕方がないか、よくあることだ」と思えれば問題ないです。
ところが失敗体験がいつまでも残っていると、「ああ、やっぱり無理だったんだ」「また再発するんだ」と不安を募らせることになります。
それが復職と言う行為を妨げたり、不安が高じるとまた再服薬してしまうことに繋がってしまいます。
「クスリを飲んでしまって、2年間離脱症状に苦しんでしまった」という失敗体験を、自分なりに見方を変えて、「クスリを飲んでしまって、2年間離脱症状に苦しんだけれど、今は回復して復職できそうだ」という「困難を乗り越えた成功体験」と捉えることができるか?
いや、無理やりにでもそう思いこむ努力ができるか?
ベンゾジアゼピンを飲んでしまったことは失敗体験か?
いやいや、今となっては良い経験だったと思えるか?
離脱症状は辛かった・・・けれども今はほとんど辛くないからいいじゃないか、
たまに寝られない時があってもご愛嬌。
カウンセリングの本質は、「失敗体験の見方を変えて、成功体験と思いなさい」と言い聞かせることなんでしょう。
まだまだ乗り越えていくことはありそうです。
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Comment 4
Otsay
旅行の日程を変えられたくらいなので、パニック発作お辛そうですね。
>「困難を乗り越えた成功体験」と捉えることができるか?
昨年くらいまでは、薬を飲まなかった方がいいと思ってましたし、離脱症状など経験しなかった方がいいし、何も良いことは、なかったと思ってました。
最近は、今の心境になるためには、必要な経験だったのかなとも思えるようになりました。薬を飲むきっかけになった症状も含めてです。
先のことは分かりませんが、そこそこに生きられる前提であれば、全体としては健康についてプラスになるかもしれません。
少しづつですが、成功体験になりつつあるのかもしれません。
2015/03/24(Tue) 06:57
CaliforniaRocket
Re: タイトルなし
> Otsay さん
こんにちは。
これまでも持っていた症状なんでしょうがね、
復職のためにここ最近なかったストレスをかけることで、元々不安定だった自律神経が、ちょっとした刺激で乱高下しているといったところなんでしょう。
うまくバランスが取れないんでしょうね。
バランスの問題なら、慣れで戻っていくとは思うんですけれど、
いつまでも症状を気にしすぎると、不安障害でまいってしまいそうです。
Otsayさんも以前、「不安症」とか「恐怖症」とかのことを話されていたでしょう。
人には理解しにくい辛さだと思いますが、現在はOtsayさんも治まっておられるように、きっと意識しなくなったら改善すると思うんですよ。
失敗体験を成功体験にというのはこじつけかも知れませんが・・(^^;
それくらいの心づもりでいなきゃなと思いました。
私もあなたも、断薬で苦しみましたが、いまは楽しみも感じながら生活できている。
当時は辛かったけれども、今は何とか幸せだとしたら、それは成功なんじゃないかって。
仰られる通り先のことはわかりませんが、決して将来真っ暗と言うメンタルでもないし、
心の持ちようで、もっと症状は改善していくんじゃないかと思いました。
ところで、一度ドカンとやられてから、コツコツと確実に積み上げられておられるみたいですね。
これもある意味、成功体験ですね。
私は・・・ちょっとやばいです。
コツコツやられて、今年100万程度マイナスかも・・・指数は上がっているのに、銘柄選定が悪いんですかね。
損キリはできているんで、まあ良しとしようと安易に考えていますが・・・
2015/03/24(Tue) 20:43
Mimzy
私もOtsayさんと同意見です。これが『底打ち体験』になって色々なことを悟ったと言いますか・・・。
私の原疾患はPTSD=>統合失調症ですが、扁桃体にダメージを受けたことでパニック発作とフラッシュバックに長いこと悩まされました。
金縛りで息ができなくなるような強いパニック発作はベンゾで軽減しましたが、これは脳波検査をして入眠時にREM睡眠に移行してしまうのが原因だということがわかりました。麻酔で強引に深い眠りに落とし込んでいたわけです。
脳波が原因といっても根本的な原因である扁桃体に焼き付いたストレス状態は残るのでフラッシュバックは続きました。タチが悪いのは、このフラッシュバックというのが被災時の記憶ではなく過去に経験したストレス体験すべてに紐づいていることです。失敗体験ももちろん含まれます。
私の場合は『メモリーピル』とも呼ばれるインデラル(プロプラノロール)を飲むことで劇的に回復したのですが、フラッシュバックが消えた頃には既に薬漬け状態で統合失調症まで発症していました。
経験的に原疾患のこれらの症状は麻酔の類であれば酒でも痛み止めの薬でも効くことがわかりました。それと最近になって知ったのですが、フラッシュバックのような症状は意識レベルが低いトランス状態に近い時にも起こるようです。過去のことを思い出してボーッとしたり、それが原因で鬱になると脳の状態はトランス状態と同様になるのだそうです。
何にせよストレス障害が原因なわけですから、外部からの更なるストレスを減らすことや、ストレスによる脳への刺激を和らげることが正攻法なやり方なのかなと感じています。
2015/03/24(Tue) 21:49
CaliforniaRocket
Re: タイトルなし
> Mimzy さん
こんにちは。
>これは脳波検査をして入眠時にREM睡眠に移行してしまうのが原因だということがわかりました
へえ、検査でそんなことがわかるんですね。
扁桃体のダメージというのはパニック発作でよく言われていたので知っていましたが、私もそれに近いんでしょうね。
まだ致命的ではない現時点では、クスリに頼らなくてもなんとかなるんじゃないか?
いや、この時点でなんとかしなきゃと思います。
外部からのストレスは、復職を目指す以上ゼロにはできないでしょうが・・・
一度は克服した疾患ですから、なんとかなると前向きに考えたいですね。
2015/03/24(Tue) 22:26