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タレントの小向美奈子が、覚せい剤取締法違反の疑いで再逮捕されました。
これで3度目の逮捕ということです。
執行猶予期間は過ぎているようですが(不確か)、今度は実刑は間違いないでしょう。

世間一般の彼女への評価は、「愚か者」が一番適当な表現ではないかと思います。
覚せい剤事件は再犯で検挙されることが非常に多い犯罪です。
田代まさししかり、清水健太郎しかり、俗説かもしれませんが、再犯率が年齢20代で39%、50歳以上が79%と言う記述がありました。

もちろん、槙原敬之や酒井法子、岩城滉一や江夏豊といった、(少なくとも見えている範囲では)更生している人もいるわけで、この数字が高いのかどうか、本人の意思の問題とも言えないわけでもないでしょうが・・

ただ、甘いのかもしれませんが、私にはこの手の犯罪で再犯を起こす者を、一概に「愚か者」と断じられない心情があります。

何度も書いていますが、薬物依存に陥ってから、その誘惑に打ち勝つことはとてつもなく難しい・・・
肉体的というよりも、精神的な欲求はとてつもない誘惑です。
下手をすれば、生死の選択をするくらいの重さがあります。

先日、半年ぶりのパニック症状が襲ってきて、2週間たってやっと落ち着いてきました。
時間が立てば、辛い症状はこのように治まる可能性が高いのです。
ただ、治まるのですが、いつ治まるのか(今回は急に戻りました)、どの程度酷くなるのか? 予測が付きません。

それだけに、いつまた・・と思うと恐怖心しかありません。
そして苦しんでいる最中は・・本当に死ぬんじゃないかというくらい辛いのです。

症状や辛さを、味わったことのない他人に説明することは難しいですし、単に私が大げさに感じているのかもしれません。
客観論は意味がなく、本人にとって唯一の真実は、「死にそうに苦しいと感じている症状が、ベンゾジアゼピンという精神安定剤を飲めば、一時的に治まる可能性がある」ということ。

ここでは、ベンゾジアゼピンを頓服として服用することの善悪に関する議論は避けたいと思いますが、
私の価値観では、依存性薬物とは、「飲み続けると効かなく(効きにくく)なる」クスリということなのです。
一時的に今、痛みを止めても、先には倍返しの痛みが襲ってくる・・
だから私は「飲まないと決心した」のです。

そう決心しても、「死にそうな苦しみ」から逃れられるかもしれないと思うと、意思に反してクスリに手を伸ばしそうになることもあります。
クスリのいい悪い、法律に違反しているかいないかということは関係ありません。
要は、手が届くところにその薬物があって、それを服用したら、一時的であってもすごく幸せになれる(かもしれない)という事実、そして一度その幸福を経験したものは、脳がそう信じてしまっているっていうこと。
だからこそ、初めから手を出さないといった注意が必要なのです。

覚せい剤は摂取したことがないので想像の域を得ませんが・・・
摂取した時の幸福感が、一時的であっても大きければ大きいほど、精神的な誘惑は強くなります。
程度の大小はわかりませんが、その誘惑に打ち勝つにはとてつもない精神力がいるでしょうね。

もちろん初めから手を出さない人も、また見事に断ち切った人もいるわけですから、本人が悪いんですけれど。
再び罪を犯す者を一概に「愚か者」と切り捨てることは、自分と照らし合わせてあまりにも辛すぎて・・・
同じような苦しみを共感する仲間として、機会があれば「ともに頑張ろう、一生耐えよう」と励ましを伝えたい気持ちです。
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Comment 4

のあ

CaliforniaRocketさん、こんばんは。
いつも足跡をありがとうございます。
更新がない日もいらしてくださいまして、大変励ましていただいています。
気にかけてくださっている方がいると思えること、ありがたく思っています。

小向さん残念な結果になりましたね。
薬物を始め依存性のあるものは、人の理性を奪ってしまいます。
本当に気をつけないといけませんね。

ベンゾジアゼピンはなるべく飲まないようにしていましたが、お正月にとても辛い出来事があって服用しました。
以前は効いているのか分からない程度でしたが、この時は効いていると感じ
それだけ薬が必要な状態だったのか効いて良かったと思う反面、これが依存してしまったら怖いと・・初めて効果に怖さを感じました。

CaliforniaRocketさんのお薬に対する考え、とても共感します。
私もかつてはなるべく服用せず自然治癒するのを待ちました。
ただ心の痛みや胸のざわつきは、どうなるか予想がつかなくて怖さから早く治りたいと服用していました。
もしまた辛いような状態になったら、どうしたいか・どうするべきか
静かな心のうちに考えてみたいと思っています。

2015/02/08(Sun) 00:50

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Mimzy

女性は覚醒剤中毒から抜け出すのが非常に難しいそうです。性行為に使用するらしく、『キメセク』という俗語があるようです。女性はこれを1度経験しただけで廃人になってしまうと聞いたことがあります。「人間やめますか?」という広告がありますが、決して大げさな表現ではないようです。

ベンゾジアゼピンの服薬に関しては私は2度としないと決めています。ご存知の通りベンゾジアゼピンの脳に対する作用は酒と同じなので、アルコール依存症の治療にも使われており、医師の間では「乾いた酒」とも呼ばれています。

であれば、ベンゾジアゼピンを飲みたくなったら代わりに酒を飲めば良いのです。そう思っていました。しかし、そんなに甘いものではありません。お正月に外国から友人が来た際に、軽くコップ1杯の酒を飲んだのですが、それだけで翌日に強めの離脱症状がでました。(幸いにも直ぐに治まりましたが。)アシュトンマニュアルに「酒は交換耐性ができる」と書いてある通りでした。

しかし、これも逆に考えれば、まだ依存の無い人が頓服でベンゾを服用するぐらいであれば、たまに晩酌で酒を飲めば済むのだろうと思います。その程度でアル中になったり肝臓を痛めたりはしないでしょうから。

2015/02/08(Sun) 04:33

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CaliforniaRocket

Re: タイトルなし

> のあ さん

こんにちは、コメントありがとうございます。

断薬した直後は、自分を鼓舞する意味もあって、「ベンゾジアゼピンもそれを服用する人間も『悪』であり、絶対に許されることではない」という信念でやってきました。
今考えれば本人はともかく、他人の価値観までとやかく言う必要はないのです。

法律的や倫理的に咎められることはありますが、
生きていく上の行動で、基本的で「悪」なことなんてないですよね。
症状だって事情だって人それぞれ違うのですから。

ゆっくりと自分と向き合い考えられて、理想とするクスリとの付き合い方が見つかればいいですね。
お大事にしてください。

2015/02/08(Sun) 10:46

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CaliforniaRocket

Re: タイトルなし

> Mimzy さん

こんにちは。

断薬してからアルコールの摂取が全くできなくなってしまいました。
飲んでもおいしくないですしね。

ベンゾを飲み始めたきっかけはパニック障害だったのですが、
私の場合はそこで酒を飲んでも頓服にはならなかったと思います。

薬中でもアル中でも、「辛い状態から逃げる」目的で摂取し、度が過ぎるから生じるものだと思います。
頓服と言う考え方は難しいもので必要なものだと思いますが、人間の弱い気持ちが絡むと逃げ道になり依存への入り口になりますね。

2015/02/08(Sun) 10:59

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