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やわらかあたま
クルマを運転しているときは、FM・ナックファイブを聴いていることが多いです。
そこで、「夏休みの宿題」というお題で、ハガキが紹介されていました。

夏休みに宿題には定番の「自由研究」、みなさんどんな題材でやりましたか?
アサガオの成長日記とか、飼育していたカブトムシの観察日記、家族旅行で行った観光地の歴史探索・・
などなど思いつきますが、どれもこれも、「誰かがやっているから真似してやろう」とか、「学習雑誌で紹介されていたから、そのまま同じで」とかが多かったですね。
考えるの面倒くさかったですし、斬新なものを思いつくだけのアタマもなかった・・

本来、「自由研究」と言えば、「何か興味を持ったことを、制約はしないから、自由に調べて深堀してごらん」ということが狙いのはずです。
決して正解なんかなく、本人のセンスと言うか、知的好奇心によって出来が左右されますね。
先日も書きましたが、戦後の「解答を提示する教育」のせいでしょうか、私個人的には見栄えがするような教科書的なことしかやった覚えがありません。

FMで紹介されていた自由研究。
それは、「お母さんが僕を叱るときの傾向と分析」。

夏休み中に、母親が自分を怒った時の「日時」、「どういう理由で怒ったか?」などをすべて調べてグラフ化し、
その分析として、「どうやって謝って許してもらったか?」などを分類して、それをまとめて提出したというものでした。

なんと素晴らしいオリジナリティ!!
こういう、「ほほーう」と大人が唸るようなアイデアは、どこから生まれてくるんでしょうね。
この研究は、教師に学校代表として選ばれて、県大会(?)までいったそうですが、当然のようにも思えます。

自分を卑下するわけではありませんが、私にはこの発想は出せません。
大人たちが、「○○くんは勉強ができるね」といってくれる自由研究はできても、「○○くんは頭が柔らかいね」といってくれるようなことはなかなか難しいです。

常識にとらわれ過ぎって言いますかね。
物事の正誤と言うか善悪にとらわれ過ぎて、物事を多角的に見れていなかったんだなあって、
こういう夏休みの宿題をするヤツの話を聞いていたら、つくづく思いますよね。

そして、こういう思考のパターンが、メンタルの病気になる素地を含んでいるような気もします。
もっと、やわらかあたまで、「まあ、いいじゃないか」って思えたら、変わっていたこともあったんだろうなって。
まあ、考えても意味のないことですけれど・・・
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