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解答を提示する教育
久しぶりに、STAP細胞の小保方氏の報道を見ました。
NHKの記者が、強引な取材でけがをさせたということでしたが、良いも悪いももう騒がない方がいいんじゃないかな・・

詳しい内容を知らないので、論じるべきではないのかもしれませんが・・
論文の本質部分をコピペしているなら、すでに研究者として彼女は終わっています。

「論文発表」とは、「まだ正解のない新しいことがわかったから、その考え方を提案するね」という行為、
それに対して、コピペと言う行為は、「ここに正解が書いてあるから、写しておけばいいべ」っていう行為です。
全く発想が逆なわけで、その行為がやっていい、悪いという問題ではなく、可愛そうですが、研究者としての素養がないって自ら宣言してしまったようなもんです。

  この問題には正解があります。
  教科書を調べればどこかに正解は書いてあります。
  この問題を解きなさい。


このような教育の仕方を、日本は続けてきました。
その結果・・・

メリットもあると思います。
手っ取り早く、全体の教育レベルを上げることができます。
結果として日本民族は優秀で、識字率は世界一だし、買い物で釣銭の計算ができないひともほとんどいないでしょう。

一方、弊害としては・・・自ら考えることを止めてしまう。
どこかに解答がある、正解はだれかが示してくれる。
その解答パターンを、上手く真似られるものが優秀と評価される。

コピペをする発想も、基本的にこの価値観に基づきます。
教育の結果かなと思います。

このように、「解答を提示する教育」ていう当たり前にみんなどっぷりはまっていて・・
正解と言う間違いないものがあって、それは書籍やネットに掲載されていて、簡単に手に入る」って考えがちです。
「自ら工夫して、正解を探し出す」っていう発想自体が特異なものになってしまいました。

断薬して離脱症状が出たときに、情報を集めましたといいながら、まずやることはネットでの検索です。
ネットで書かれていることなんて(このブログも含めて)、9割がた嘘ですが、そのなかのどれかが正解であると考えます。
クスリを処方した医者が悪かった(正解ではなかった)、きっと正解の医者がどこかにいるに違いない

残念ながら正解を知っている医者なんていないのですよ・・
そんなのがあるなら、そしてそれが正解なら、今頃、ベンゾジアゼピンを飲み過ぎて依存症になるなんてこともなかったし、多剤処方が問題視されたりしていません。
答えを知っている医者がいれば、それはもうすでに「世間の常識」として認知されているはずです。
内海聡医師が、一部の方にしか認知されず、救世主となっていないのは、そのやり方がはっきりと「正解」だと世間に認知されていないからです。

絶望させることが目的ではなく、発想を変えなければ乗り越えられないこともあるということです。
ベンゾジアゼピンの依存の問題は、正解は誰か(何か)が提示してくれると考えているうちは先に進みません。
事実も認められない、人によっても症状が違う、こうやったら良くなったという症例自体少なくエビデンスもない・・

「正解がない、まだ見つかっていない」問題もあります。
そしてそれは、「正解を教えてください」と人に尋ねるのではなく、自分で工夫して、解答を見つけるしかないのです。
「それは研究者の仕事だから・・」なんて言っても、すでに自分の身に降りかかっているんですから。
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