4月から医療費が改定されていることをご存知でしょうか?
日本の医療費は全国一律の公定価格ですが、2年に1回、その時々で必要な医療体制、物価や賃金水準などを考慮しながら改定されます。
今年はその年で、初・再診料、入院基本料などが値上げされています。
そのほか、通なところでは、薬局で調剤してもらうときに行われる、「お薬手帳」への記帳(シールの発行)に関して変更があります。
従来マストであった記帳を断ることで、医療費が20円安くなる(3割適用)ことがツイッターなどで話題になって、今日のYAHOOニュースでも取り上げられていました。
私も前回の通院から、お薬手帳の記帳を断っています。
「お薬手帳断ろう、20円安く」ツイッターで拡散 薬局などは有用性PR
4月から医療費が変わる!おくすり手帳は持つべきか、持たざるべきか?
「お薬手帳」は「薬剤服用歴管理指導料」として徴収されます。
名目としては、薬局が患者に対し、「飲み残した薬がないか?」「複数の調剤をされている場合、飲み合わせなどの副作用の心配がないか」といった服薬指導を行ったり、後発医薬品の使用を患者が希望するかどう確認するといったことが目的とされています。
その費用として、患者は薬局側に1回410円の費用を払うことになっており、手帳記載を断ることでそれが340円に減額されます。
3割負担で20円減額される計算です。
もし「お薬手帳」が目的通りに運用されているとすれば、それは健康管理のため重要な行為であり、たかだか20円のためにその情報ならびに指導の管理を放棄することは勿体ないことです。
医療関係者も「そのメリットが十分に啓蒙されていない」として危機感を抱き、反対しているというのがYAHOOニュースの要点でした。
制度改悪だとしたら、無責任に影響を与えるブログを書くことは害悪だと思いますが・・
本当にそうでしょうか????
薬局で、医者の処方した薬に対し、意義を唱えられたことがありますか?
元々、医薬分業にしたのは、「不適切薬を排除、過剰投薬等を抑制、二重チェック等の実施で薬物治療が社会と個人にとってより有益なものとする」ためです(wikipedeiaより)。
薬局は医者が間違えて処方したものは指摘し、過剰投与などにもチェックしなければなりません。
ところが最近の医薬の形態は、開業医の横で薬局を営業している。
つまり、「医者にかかった後には、隣のうちの薬局で薬を受け取ってね」ってなもので、御用薬局なわけです。
隣の医者が処方した薬で利益を得ているわけであるから、持ちつ持たれつ。
「あんたが処方した薬、おかしいから、処方箋突き返します」なんてことやっていたら商売にならないわけで・・・
薬局の運営とお薬手帳の運営が形骸化されているといわれても仕方がないんですよね。
たとえば、糖尿病薬と解熱鎮痛剤など、有名な飲み合わせの禁忌なんてのは、今やネットで検索すればすぐにわかるわけです。
もしくは、その程度のことは医者でもおそらく確認され、その時点で注意されているはずで。
「服薬指導」と言うかぎりは、より専門性を持った知識を提供し、患者の利益を確保するものでなければ価値がないわけです。
たとえば、我々がその離脱症状で苦しんでいる、「ベンゾジアゼピン」。
このクスリに依存性があるという情報は昔から言われていたわけで、長期間継続すると良くないということは議論されていたわけです。
私だけではないですが、、「ベンゾジアゼピン」を年単位で処方されていた患者なんてざらで、それに対して注意喚起してくれた薬局も、ましてや医者にクレームした薬局も聞いたことはありません。
この説がまだ確証がないからということでしょうか?
先ほども書きましたが、すでにわかっている情報を患者に伝えるってだけなら、私だってできますよ。
だとしたら、薬局が我々に提供するサービス、メリットってなんなんでしょうね?
薬局側に知識がないのか、医者に文句を言ったら商売にならないと考えているのか、それは知らないですよ。
しかし、医者の書く処方に疑問も持たず、ハイハイと薬だけ出している薬局に対して、「薬剤服用歴管理指導料」なんて払いたくないですよ・・・
日本の医療費は全国一律の公定価格ですが、2年に1回、その時々で必要な医療体制、物価や賃金水準などを考慮しながら改定されます。
今年はその年で、初・再診料、入院基本料などが値上げされています。
そのほか、通なところでは、薬局で調剤してもらうときに行われる、「お薬手帳」への記帳(シールの発行)に関して変更があります。
従来マストであった記帳を断ることで、医療費が20円安くなる(3割適用)ことがツイッターなどで話題になって、今日のYAHOOニュースでも取り上げられていました。
私も前回の通院から、お薬手帳の記帳を断っています。
「お薬手帳断ろう、20円安く」ツイッターで拡散 薬局などは有用性PR
4月から医療費が変わる!おくすり手帳は持つべきか、持たざるべきか?
「お薬手帳」は「薬剤服用歴管理指導料」として徴収されます。
名目としては、薬局が患者に対し、「飲み残した薬がないか?」「複数の調剤をされている場合、飲み合わせなどの副作用の心配がないか」といった服薬指導を行ったり、後発医薬品の使用を患者が希望するかどう確認するといったことが目的とされています。
その費用として、患者は薬局側に1回410円の費用を払うことになっており、手帳記載を断ることでそれが340円に減額されます。
3割負担で20円減額される計算です。
もし「お薬手帳」が目的通りに運用されているとすれば、それは健康管理のため重要な行為であり、たかだか20円のためにその情報ならびに指導の管理を放棄することは勿体ないことです。
医療関係者も「そのメリットが十分に啓蒙されていない」として危機感を抱き、反対しているというのがYAHOOニュースの要点でした。
制度改悪だとしたら、無責任に影響を与えるブログを書くことは害悪だと思いますが・・
本当にそうでしょうか????
薬局で、医者の処方した薬に対し、意義を唱えられたことがありますか?
元々、医薬分業にしたのは、「不適切薬を排除、過剰投薬等を抑制、二重チェック等の実施で薬物治療が社会と個人にとってより有益なものとする」ためです(wikipedeiaより)。
薬局は医者が間違えて処方したものは指摘し、過剰投与などにもチェックしなければなりません。
ところが最近の医薬の形態は、開業医の横で薬局を営業している。
つまり、「医者にかかった後には、隣のうちの薬局で薬を受け取ってね」ってなもので、御用薬局なわけです。
隣の医者が処方した薬で利益を得ているわけであるから、持ちつ持たれつ。
「あんたが処方した薬、おかしいから、処方箋突き返します」なんてことやっていたら商売にならないわけで・・・
薬局の運営とお薬手帳の運営が形骸化されているといわれても仕方がないんですよね。
たとえば、糖尿病薬と解熱鎮痛剤など、有名な飲み合わせの禁忌なんてのは、今やネットで検索すればすぐにわかるわけです。
もしくは、その程度のことは医者でもおそらく確認され、その時点で注意されているはずで。
「服薬指導」と言うかぎりは、より専門性を持った知識を提供し、患者の利益を確保するものでなければ価値がないわけです。
たとえば、我々がその離脱症状で苦しんでいる、「ベンゾジアゼピン」。
このクスリに依存性があるという情報は昔から言われていたわけで、長期間継続すると良くないということは議論されていたわけです。
私だけではないですが、、「ベンゾジアゼピン」を年単位で処方されていた患者なんてざらで、それに対して注意喚起してくれた薬局も、ましてや医者にクレームした薬局も聞いたことはありません。
この説がまだ確証がないからということでしょうか?
先ほども書きましたが、すでにわかっている情報を患者に伝えるってだけなら、私だってできますよ。
だとしたら、薬局が我々に提供するサービス、メリットってなんなんでしょうね?
薬局側に知識がないのか、医者に文句を言ったら商売にならないと考えているのか、それは知らないですよ。
しかし、医者の書く処方に疑問も持たず、ハイハイと薬だけ出している薬局に対して、「薬剤服用歴管理指導料」なんて払いたくないですよ・・・
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Comment 7
Bipolar
私はあえて、この4月の制度改定後も手帳を提示し続けていますが...
先日、内科でロキソニンを処方されたとき、手帳上では明確にリチウムの服用患者であることがわかるにもかかわらず、何の注意も指導もありませんでした。
その昔、エラそうな薬剤師に言われたことがありますが「併用注意の事項をいちいち全て伝えていたら、患者を不安にするだけで意味がない」そうで。
リチウム中毒を起こすのは患者である私です。
薬剤師にとっては、大したことじゃないんでしょう。
所詮は他人ですから・
自分の身は、自分で守るしか、ありませんよね。
今日の記事には、ただただ頷かされるのみです。
それを「害毒」だと言うのなら、そのへんの医療機関がやってることは「犯罪」と言えるかもしれないと思います。
2014/06/08(Sun) 20:51
jr
お久しぶりです。お元気ですか? ^^
わたしはまあまあです。
医薬分業は知ってましたが目的は知りませんでした。
我が家は二世帯住宅で主人の母がいるのですが、
薬局に行くとすごい話しかけられてめんどくさい、と言っていて、
そういえばただ会計しておだいじにと言われておしまいだったのが
なんだかいろいろ聞かれるようになったよなぁ・・・なんて思ってました。
世間話の延長のような感じで薬剤服用歴管理指導なんてものじゃないです。
以前メジャートランキライザーを処方されたことがありまして、処方箋を出しましたら在庫が無いので取り寄せますとのことで、後日受け取りに行ったら、薬局内が少しざわついて(あ、あのお客さん来た!というソワソワ感)
やたら慎重に対応されて、なんだかヤな感じ・・と思ったこともありました。
現場の薬剤師さんも巻き込まれてる感があったりするかもしれませんね。
ところで、転院した病院の医師が異動するとのことで話し合いまして、4月から元の病院に戻ることになりました。(3年デパスを処方された病院です。なんで戻るのかと思われるかもしれませんが、薬に対する考え方が違うことはデメリットですが他にメリットがあると考えたからです。)
診察はドキドキしましたが別に何もなく終わりまして、セディールの頓服を処方されました。(セディール頓服っていらなくないか?なんて思いつつ断るのも面倒なので処方箋はもらいましたが、薬局には行きませんでした)
転院した病院では離脱症状を診てもらっていたのですが、その診察のなかで
たびたび医師から「通常の生活に差し障りはありますか?」と聞かれることがあり、
わたしは、[またー、そういうこと言って。差し障りないからいいでしょってもんじゃないでしょ]と思ったりしたのですが、、、
わたしの診断名はお伝えしたかと思いますがアルコール依存症なのですけど、
本当に本当にひどい状態でした。
離脱症状もキツくて息をすることに専念するような日々が半年くらい続きました。
そのときのわたしには薬はとても助かる存在でした。
まぁその後その薬に悩まされる羽目になったわけですが、もしかしたら薬の離脱症状は避けることができたかもしれないけど、でも、今のわたしの状況は順々に考えていくとベターとまでは思えませんが、この状況以上は望めなかったかなと思っています。
現在のベンゾに関わる医療の在り方は改善してほしいと思っています。
自分の状況は、闘っていく姿勢でいようと思ってたけど、受け入れていくか・・といった心境です。
そこで、「通常の生活に差し障りはありますか?」ですが、
天気が悪くなってくると体調も悪くなってくるのは相変わらずでして、
要するに梅雨なので体調は悪いです。
でも今日は、洗濯して、植木に水をやって、お米を研いで、カレーを作りました。
これを書き終えたらトイレを掃除してアイロンをかけます。
主婦の仕事なんて、外での仕事に比べたらちょろいもんでしょうけど、わたしにとっては大変で大事な仕事です。
いつかこの左半身の妙なこわばりや耳の違和感がなくなるといいなと思います。
でも、とりあえず今はしょうがないです。
長々とすみません。
読んでくださいましてありがとうございました。
また来ます ^^
2014/06/08(Sun) 22:00
CaliforniaRocket
Re: タイトルなし
> Bipolar さん
ありがとうございます。^^
Bipolarさんも、クスリにお詳しいですから、薬剤師の不誠実な対応が余計に気になるのかもしれませんね。
仰る通り、「あなた方は、何に責任を持つんだ?」って感じですよね。
中毒、副作用で苦しむのは所詮他人であって、業務上であっても責任を取らないのであれば自分(薬剤師)は痛みなんてありません。
医者が悪いとか、薬剤師が悪いとかではなく、システム上、「自分の身は、自分で守る」という心構えを持つべきなんですね、きっと。
それよりも、Bipolarさん、公私ともにお忙しい生活を送られているようで。
お声がけしたかったのですが、デリケートな内容でもあるので、静観していました。
余計な励ましなど申し上げるつもりはありませんが、ご無理をなさいませんように。
穏やかな日々になりますよう、お祈りしております。
2014/06/08(Sun) 22:56
CaliforniaRocket
Re: タイトルなし
> jr さん
こんばんは、ご無沙汰しています。
薬害と言うか、薬の副作用とか考えたことがない人は、
「まさか医者が間違ったことをするわけがない」なんて過信しているんじゃないですかね。
「面倒くさい説明なんて聞かなくても、任せておけば間違いなんて起こるはずがないんだから」と思われているんでしょう。
ほとんどの方はそれで問題ないんでしょうが、問題が起きてしまっては遅いんですよね・・・
私も、ベンゾを断薬するまで甘く考えていましたが、結局は自分の身は自分で守らなきゃ仕方がないというか・・
苦しむのは自分で、だれも責任取ってくれないですから。
>「通常の生活に差し障りはありますか?」
医者のこういった表現って、「寝たきりになって、全く動けないような生活ですか?」って意味ですよね?
身体が酷く痛いとか、強張りや違和感があるとか、寝られないとか・・
あったとしても、生活できてるならいいじゃないか?って、なめてますよね(^^;
私もそうですから、現在のムシムシ暑苦しくて、気圧の変化が大きい、今の時期は調子が悪いですよね。
家事だって、ましてや普通の生活であっても、非常に辛い状態であることはよくわかります。
けれど、その調子を標準として生きていかなきゃ仕方がないと、自分自身を励まして・・というか言い聞かせて生活しようとしています。
もちろんできないことはできませんけれど、できることを全力で頑張ろうって。
つらいことを、経験者は全員わかっています。
お互い、やせ我慢かもしれませんが、強がって生きましょうよ。
おそらくその方が、頑張れますよ。
またいつでもコメントくださいね。
2014/06/08(Sun) 23:20
Otsay
薬剤服用歴管理指導料、実質指導してませんので、払いたくないですよね。
私の近所は、病院も混んでいるところが多くて(治らないのに通っている人が多いだけ)、どんだけ国から金を抜いているんだよと思ってますが、薬局も同様に、制度に沿って、金抜きまくっているとしか思えません。
だから、医師にしても、薬剤師にしても、世襲が多いのでしょう。金で資格を買って、それを取り返すために、制度に、たかりまくる。制度が破綻するまで、やるでしょう。
医師、薬剤師に限らったことではないでしょうが、合法的たかり、こんなことができる状況にある人達は、もうちょっと遠慮してもいいんじゃないのと思うのですが、逆に、もっと金を抜こうとしてる人達が(極マレにやりすぎて摘発されてますが)多数派のように思います。
交通事故などの緊急の救命をしてる医師や従事者が、年収1億あっても何の違和感もないのですが、逆に健康を害してるのではないかと思う医師が・・・以下、省力します。
2014/06/09(Mon) 09:05
Otsay
どんだけ国から⇒どんだけ国及び国民から
保険制度なので、ちょっと訂正しました。
2014/06/09(Mon) 09:11
CaliforniaRocket
Re: タイトルなし
> Otsay さん
こんにちは。
最近は調子もまずまずのように思われるのですが、いかがですか?
仰られている、「金を抜く」という表現が、適切に当てはまっているような気がして、笑ってしまいました。
法律で制度を作れば、それを上手く食い物にするようにハイエナがたかる・・
医療だけではなく、ほかのことでもそうなんでしょうけれど、一度作った制度を変えることはかなり難しいんでしょうねえ・・
すでに綻びが見えてきている、医療制度など早急に見直しをしてもらいたいですね。
2014/06/09(Mon) 11:49