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投資の勉強
私が興味を持つ、「株式売買」という行為が、世間一般には「投資」や「蓄財」と評価されるのか、「ギャンブル」と位置付けられるのか、わかりませんが…
行為を正当化するつもりはありませんが、この勉強をすることで、生き方について教わること、考えさせられることも、少なからずあります。
【これは闘病ブログです(笑)】

欧米に比べ日本では、「投資教育」が遅れているということを聞いたことがあります。
どういうところに現れているかというと、欧米の場合、勤め人であっても自己責任の個人事業者という意識が強いのに対して、日本では(減ってきたかもしれませんが)一定の基本給を保障するシステムが一般的といった意識面での差があるように思います。
もちろんどちらがいいという議論ではありません、私みたいに闘病しているものにとっては、その保障のおかげで生活できているようなものですからσ(^_^;)

言い方を変えれば、「投資教育」を受けている人は「収入を得るためにはリスクを取る必要がある」という意識をしっかり持たれているように思います。
商売をしようと思えば、先に商品の仕入れをしなければなりません。
この仕入れは売れ残る危険性もあるし、価値が暴落する恐れもある、すなわち「リスク」です。

商売をされている方はこの感覚に慣れていらっしゃるでしょうが、我々サラリーマンには実感しにくい感覚です。
毎月給与をいただいていますが、それが個人的に何かリスクをおかした対価であるなんて考える場面はほとんどありません。
しかし、普通に考えると、「ベネフィット」を得るためには、程度は別にして選択するという「リスク」が必要であるのではないでしょうか?
その意識は、生きて行く上でも重要なモットーであると思えるのです。

(どうも最近、前置きが長い…)
パニック障害やうつ状態のため、様々な症状が出ました。
その症状を無くし、治療するという「ベネフィット」を得ようとして、私はベンゾジアゼピンを含む向精神薬を服用しました。

私の選択は「薬を服用する」でしたが、その当時、この行為が「リスクを伴う行為」であることを認識しませんでした。
「医者が言ってくれなかったから」なんて不満もありますが、どんな行為であっても「ベネフィットはリスクを取るからあり得る」という意識を持っていたら、何か変わっていたかもなって…
少なくとも意識的には、「自分で決めたことだから、結果は受け入れる」と次のステップに進みやすかったでしょう。
もちろん断薬するという選択だってリスクです。
そのリスクを自己責任で受け入れているという意識がなければ、未だに愚痴ばかり言っていたでしょう。

有名な投資家で、「ウィリアム・D・ギャン」という人がいます。
この人が「成功する投資家の姿勢」として、こんなことを言っています。(一部抜粋)

・最善を考え、最善を尽くし、努力した後に最善を期待する
・過去の失敗にくよくよせず、輝かしい未来のことを考える
・他人を非難する暇があったら、自分の仕事に没頭する
・心配しすぎず、間違いも認め、怖いものは怖いという。そして過剰な幸福は求めない
・自分を信じ、信念を貫く
・そして自分が正しいと信じてやっている限り、必ず良い結果が生まれると信じる


投資の勉強は、ギャンブルと言った嗜好だけではなく、
これからの闘病する、生きる姿勢について、もっと何かを私に教えてくれる気がします。
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Comment 3

otsay

こんにちは。

>日本では(減ってきたかもしれませんが)一定の基本給を保障するシステムが一般的といった意識面での差があるように思います。

話の中心と違いますが、減ってきたどころか、先進国有数の労働環境のひどい国になってしまったと思っています。今の若い人達は、かわいそうでしょうがありません。非正規雇用男性の平均年収は225万円で非正規の女性平均年収143万円といわれていますよね。小泉、竹中、安倍といった国を率先してアメリカに売っている人間が主導したといっても、自分だけよけりゃ言いという人が多かったのが、こうなった原因のように思います。情けないです。

というか、ロサンゼルスのスラム街の人たちなどは、30歳くらいまで生きたらいいくらいの感覚のように思いますが(知りませんが)、日本もそんな感じになっていったら嫌だなと思っています。その兆候はありと思いますね。

投資に限らずリスクを取ってリターンを得ると仕組みは、それでいいと思うのですが、実際には、ノーリスクに近い形でリターンを得ている人たちが、かなりいるように思います。一方で、ちゃんと働いて上に書いた賃金なのに。

ベンゾ断薬は、大賛成ですが、これをリスクと取ってやらないといけないということが辛いですね。

この問題は、情報(日本語でも公式な情報は問題ない薬といった情報)の非対称性に加え、制度的に国が非効率を助長する強烈な介入しており、患者からみれば、リスクとリターンといったものが全く釣り合わないマーケットが出来上がってしまっていることにあると思います。こんなマーケットに入ってしまったら、制度に沿っていては勝つことは(利益を得ることは)無理に思います。僕が考えるこのマーケットでの勝ち方は保険を使って薬を入手し、闇で売ることといった違法なものくらいしか思いつきません。やりませんが。いくらなんでも、精神科いった時点で負け確定はひどいですよね。こんなものは、国民、日本国の利益を考えれば、修正すべきでしょうが、そうはならない国になってしまっていることが悲しい限りです。

2014/03/04(Tue) 21:50

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otsay

すいません、何か長文で偉そうに書いてしまったように思います。適当に流してください。

なんで、薬でここまで意味不明に苦しめられる制度ができあがっているのか嘆いているのが趣旨です。

2014/03/04(Tue) 21:55

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CaliforniaRocket

Re: タイトルなし

> Otsay さん

こんにちは。

Otsay さんのコメントを読んでいて、「自己責任なんだから、リスクも自分で処理しなさい」という論調は、我々のような恵まれた世代だからこそ適用することなのかななんて思ってしまいました…
確かに若い世代が、ベネフィットに見合う以上のリスクを背負わされているとしたら、この理屈は通らないですよね。
精神薬のケースだって、詐欺みたいなもので、リスクも説明されず知り様がなかったというのは私も同様に立腹しています。

ただ、私はこれからの生き方の心構えとして、投資と同じように
「何か望むことがあるならリスクがある、ただその選択は自分の信念で選んだものであって、結果を信じていこう」
といった気持ちを持っていたら、前向きにいれるかなと(^-^)/

いくら心構えばかり、立派なものを考えても、
おっしゃる通り、「勝ち組はノーリスクのズルをしている」という事実があるならやり切れませんけれどね…

2014/03/05(Wed) 11:14

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