何度も書いていますが、私の実母もベンゾジアゼピンの依存症です。
睡眠薬(レンドルミン)がやめられずに苦しんでいます。
私の助言を聴いて、自分なりに減薬しようと取り組んでいました。
しかし、私のように一気断薬はできず、少量ずつ減らしたり、飲む頻度を減らしたりしているようでした。
「眠られない」ということが精神的、肉体的にあまりにも辛く、「死んでしまう」と思いつめてはクスリの量を戻していました。
私も経験者ですから、その苦しみは痛いほどわかります。
「あまりにも辛いので、断薬を断念する」・・今日、そう告げられました。
年老いてまで、なぜこんな苦しみを味合わなきゃいけないのか?
飲み続けることによって、一生この状態でいられるなら、飲み続ける
こういう考えに陥ってしまっては、もはや他人が何を言おうと、耳には入りません。
「クスリは悪い、けれど(近所の○○さんより)少量だからいいだろう」といった、整合性の取れない言い訳に終始します。
人間、苦しむことから逃れようとするとき、理屈も何もなく、それが最優先になります。
しかし、これは責められることではありませんし、本人が決めたことなのですから、息子とはいえ、他人がどうこうと口を出すことではないのです。
ましてや、結果を保証することすらできないのです・・
自分の無力さを感じました・・難しいですね。
全てのクスリを止めた方が良いというと反対意見の方が多くなるでしょうが。
ベンゾジアゼピン系のクスリは依存性があるので苦労をしてでも止めた方が良い。
この考え方は、一部精神科医を含めても、昨今では非難される考え方ではないでしょう。
まして「飲まなきゃ寝られない」といった依存症状をすでに呈しているのですから。
国立精神・神経医療研究センターならびに日本睡眠学会から、「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」というレポートが、今年の6月に発行されています。
「ベンゾジアゼピンは常用量依存があります」と本文で認めており、一見、離脱症状で苦しむ方の僥倖にも見えますが、とんでもない!
【Q40:睡眠薬の減量法を教えてください】にはこのように書いてあります。
睡眠薬を減量した直後は睡眠の質が若干悪く感じることも有りますが、多くは数日で回復します
不眠症状が強い場合、長期間持続する場合には不眠症が治っていない可能性が高い
・・・
結局、患者の苦しみを何も認めていませんし、減薬に関しては無策なのです。
「離脱症状のリスクを低減するための減薬ステラテジー」として挙げられているのが
1)薬物を漸減する
2)認知行動療法
3)補助薬物療法
4)心理的サポート
・・・驚きです。
こんなの、ネットを閲覧できる方なら誰でも知っているような情報でしかありません。
精神科医は学会も含め、その程度の知識しか持ち合わせず、症状が重くなり治せないとなると、「それは症状が治っていないから」と開き直るのです。
母を含め、悪いと思いつつ服薬を続けなければいけない人のことを思うと、悔しい気持ちでいっぱいです。
この問題はまだまだ、根が深い・・
睡眠薬(レンドルミン)がやめられずに苦しんでいます。
私の助言を聴いて、自分なりに減薬しようと取り組んでいました。
しかし、私のように一気断薬はできず、少量ずつ減らしたり、飲む頻度を減らしたりしているようでした。
「眠られない」ということが精神的、肉体的にあまりにも辛く、「死んでしまう」と思いつめてはクスリの量を戻していました。
私も経験者ですから、その苦しみは痛いほどわかります。
「あまりにも辛いので、断薬を断念する」・・今日、そう告げられました。
年老いてまで、なぜこんな苦しみを味合わなきゃいけないのか?
飲み続けることによって、一生この状態でいられるなら、飲み続ける
こういう考えに陥ってしまっては、もはや他人が何を言おうと、耳には入りません。
「クスリは悪い、けれど(近所の○○さんより)少量だからいいだろう」といった、整合性の取れない言い訳に終始します。
人間、苦しむことから逃れようとするとき、理屈も何もなく、それが最優先になります。
しかし、これは責められることではありませんし、本人が決めたことなのですから、息子とはいえ、他人がどうこうと口を出すことではないのです。
ましてや、結果を保証することすらできないのです・・
自分の無力さを感じました・・難しいですね。
全てのクスリを止めた方が良いというと反対意見の方が多くなるでしょうが。
ベンゾジアゼピン系のクスリは依存性があるので苦労をしてでも止めた方が良い。
この考え方は、一部精神科医を含めても、昨今では非難される考え方ではないでしょう。
まして「飲まなきゃ寝られない」といった依存症状をすでに呈しているのですから。
国立精神・神経医療研究センターならびに日本睡眠学会から、「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」というレポートが、今年の6月に発行されています。
「ベンゾジアゼピンは常用量依存があります」と本文で認めており、一見、離脱症状で苦しむ方の僥倖にも見えますが、とんでもない!
【Q40:睡眠薬の減量法を教えてください】にはこのように書いてあります。
睡眠薬を減量した直後は睡眠の質が若干悪く感じることも有りますが、多くは数日で回復します
不眠症状が強い場合、長期間持続する場合には不眠症が治っていない可能性が高い
・・・
結局、患者の苦しみを何も認めていませんし、減薬に関しては無策なのです。
「離脱症状のリスクを低減するための減薬ステラテジー」として挙げられているのが
1)薬物を漸減する
2)認知行動療法
3)補助薬物療法
4)心理的サポート
・・・驚きです。
こんなの、ネットを閲覧できる方なら誰でも知っているような情報でしかありません。
精神科医は学会も含め、その程度の知識しか持ち合わせず、症状が重くなり治せないとなると、「それは症状が治っていないから」と開き直るのです。
母を含め、悪いと思いつつ服薬を続けなければいけない人のことを思うと、悔しい気持ちでいっぱいです。
この問題はまだまだ、根が深い・・
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Comment 2
〇〇〇
断念される気持ち分かります。それくらい罪深い薬に思います。
また、日本を使って、金儲けプラス人体実験をしてるような気すらします。これが、妄想と言い切れないと思いまして怖いです。
ベンゾに限らず、依存しますよね。SSRIは依存という言葉を使わないのかもしれませんけど、離脱症状がきついですし、他の薬だって、同じように思います。
精神薬が、ひどすぎて目立ちますが、内科領域の薬でも、あまり変わらないように思います。頭には作用が少なく、めだってないだけと思います。多くの時間と金を使って、効果が不明な(逆効果のもあると思う)薬剤を大量投与。
医療に限らず、、、他の分野も、、、嫌になってきます。
悔しいですね。
未来の歴史教科書には、日本は精神薬を無理やりに売りつけられて、国力が低下したと載るのかもしれません。こんなことをやっていては、国が滅ぶと思います。
2013/10/02(Wed) 21:45
CaliforniaRocket
Re: タイトルなし
>〇〇〇 さん
こんばんは。
我々が、すでに完全に止めているだけに・・
「なぜやめられないんだ」と、強く断薬を勧めてしまいますけれど。
つらいけれど、止められないという人の苦しさを、もっと考えなきゃいけないのかもしれません。
考えてみれば、「苦しみに耐えて断薬する」行為そのものが、なんの罪もないのに理不尽なものですものね。
「耐えるのは嫌だ」と断念する方がいるのは、仕方がないのでしょうか・・
私にできることってないのかな?と、考えてしまいました。
2013/10/02(Wed) 23:03