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薬物依存者を手助けする自助会
相変わらず、腰の調子はいまひとつ・・・
そんな中、昨晩、あるミーティングに参加してきました。

ナルコティクス・アノニマス(NA)」という団体をご存知でしょうか?
離脱症状で苦しんでおられる方でも、ご存じの方はあまりいないんではないでしょうか?
私も、とある方から教えていただいて、興味を持ちました。

NAは薬物使用が深刻になった者たちの非営利的な集まり、会であり、定期的に集まってお互いがクリーンでいられるように手助けしあうというものです。
怪しい会ではないです(^^;
どのような団体とも連携せず、入会金や会費もなく、政治、宗教とも関係ありません。
また素性を明かす必要もありません、参加資格は「薬物使用をやめたいという願望がある」ということだけ。
全世界、日本全国で活動があり、関東だけでも50以上の会場がありました。

ベンゾジアゼピンの依存に特化したものではありません。
むしろ、アルコール中毒や覚せい剤中毒の方が多かったように思います。
依存者は「アディクト」と自分のことを認識します。
アディクトとは「人生のすべてが薬物に支配されている人間」ということ。
だからNAの集まりでは、精神薬依存もアルコール依存も、覚せい剤依存もみんな一緒。

守秘義務もあるので、多くは書けないが、昨日参加してみて、その感想を書きたいと思います。
私の参加した場所は、東京・多摩地区でも中核都市のひとつなんですが、20人以上の方が集まっていました。
年齢層はまちまち、年配の方もおられましたが、20代と思われる方が多くおられました。

内容は・・
テーマを決めて、それについて参加者が自由に発言するというもの。
昨日のテーマは「希望」でしたが、クスリのせいか支離滅裂な発言をされる方も多くおられました。
正直に言って、彼らの発言から何か有益な情報を得ようと思って参加される方は、がっかりされるかもしれません。
即物的な情報収取、情報交換の場という感じではありませんでした。
(病院や施設の紹介はしてくれるのかもしれません・・少なくともそれをメインに活動する場ではないということです)

では、どういう目的で集っているのか?
まだ、1回だけではよくわかりませんが、同じ苦しみを分かち合う仲間を見つけるため、そしてこの会に参加していることで、断薬を継続する励みとするためというところでしょうか。
(会で断薬を強制されることはありません)

継続も自由ですし、決して非難されたり、否定されることはありません。
もし、断薬・減薬に苦しむ行動が孤独で悩まれている方、誰にも相談できない方は、参加される意味もあるのではないでしょうか。
私はもう断薬ができていますし、ここに参加される方よりも症状は軽いと思われたので、参加する意味があるかわかりませんが、もう少し様子をみたいと思います。
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Comment 8

のぞみ

おはようございます。

NAに行かれたんですね。私が行った際には、薬物はやめたけれども心が揺らぐ為、自分の自制の為に来ている方もいると聞きました。後、薬物依存に詳しい病院や施設も紹介してくれました。
誰にも相談できない人にとっては本当に救いになると思います。

2013/09/06(Fri) 10:15

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CaliforniaRocket

Re: タイトルなし

> のぞみさん

こんにちは。
問い合わせてみたら、水曜日、週一と言われて、当日になって急に参加しました。
場所によって、取り組み方も違うんですかね?
自分の自制の為にという方は多いという話でしたが、終了と同時に、三々五々解散といった感じで、情報交換をするという感じではありませんでした。

現在、施設で生活されていて、外出はこれだけ(行く場所が限定されている)という方も多かったように思います。
精神的な拠り所という感じでしたね。
ただ、私も含めて「即物的な効果(症状の軽減とか)」を求めて参加したら、「なんか違うぞ」ってなりそうな気がします。
もう少し、ここに通う意味を考えたいと思いました。

2013/09/06(Fri) 11:18

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のぞみ

こんにちは(^^)

CaliforniaRocketのところでは週一なんですね。私の住んでいる地域ではほぼ連日のように開催されてます。地域によって特色がことなりそうですね。

私が参加した時も、同じく施設から通われている人だけで、私以外の他の方達はみなさんお友達のような感じで和気あいあいとしていたので色々情報交換ができたのだと思います。(飲み物を入れていただいたりと。)
あと、人数も4名と少なかった為、時間が余りミーティングの後に色々と話しをすることができました。

確かに、即物的な効果を求めて参加すると、違うなという感じかもです。おっしゃっていた、離脱に苦しむ家族のケア的な側面も見出すのは難しいかもですよね(><)

2013/09/06(Fri) 12:42

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CaliforniaRocket

Re: タイトルなし

> のぞみさん

隣の市でも開催されていて、そこでは週3で開催されているようです。
掛け持ちで参加という方もおられたみたいです。

20人と人数が多いことで、逆に密な付き合いにならないのかもしれませんね。
同年代同志では、閉会後も話をしていましたので、ジェネレーションギャップもあったのかも?
私も逆に同年齢の方には、ハードルが高くて話しにくかったりして(^^;
まあ、ぼちぼち価値を探していければなあと思います。

2013/09/06(Fri) 13:49

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らら

はじめてコメさせていただきます。
レキソタン離脱症状で検索しこちらに辿り着きました。
私は主治医が変更になりレキソタン2を朝昼晩、1錠ずつ一日3錠、約10年服用していたものをいっきに断薬となり、今日でちょうど一週間になる者です。
離脱症状があまりに酷く仕事はもちろん生活にも支障が出ております。
離脱症状は全身の酷いむくみ、顔はパンパンにむくみ無表情になり、感覚もほとんどありません。
頭痛、音過敏、息苦しい、全身のむくみで体重一週間で約5kg増加、アレルギー症状悪化のため全身痒みで掻き崩し、喘息が悪化、全身痺れで感覚鈍麻、思考回路完全に止まる、急に発汗、鳥肌が突然たつ、などもう生きているのもしんどい生活を一週間続けております。このような症状が出てることを医師に伝えてもレキソタンは離脱症状など出ない、内科を受診せよ、と言われ絶望感だけが横たわっている虚無感に襲われます。なぜ私が離脱症状だとわかったのは抗うつ剤を断薬した時と同じ、音過敏や酷い頭痛が同じだったからです。
調べていくうちにレキソタンでもやはり離脱症状があるとこちらのブログを拝見し、確信しました。
それとともに、絶対に抜け出せるはずということもこちらで教えていただき、少し心が軽くなりました。本当にありがとうございます。

2013/09/06(Fri) 22:59

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CaliforniaRocket

Re: タイトルなし

> らら さん

はじめまして、コメントありがとうございます。

レキソタンを断薬されてから1週間とのこと。
私の経験から照らし合わせても、症状が一番ひどい時期だと思います。
その状態で仕事もされているとのことで、お辛いでしょう。
症状は個人個人で違うので、わかるといえば失礼ですが、経験から推察できます。
今は苦しくても耐えてくださいね。

私も完全には抜け出せてはいませんが、ここにコメントをくださる、すでに断薬を終えた方々も全員、その絶望感と、医者に対する不信感と戦ってきています。
ゆっくりですが確実に症状は軽くなります、今は自分の回復力を信じて耐えてください。
同じように歩んできた者は多くいます。

私は医者ではありませんので、理論的な説明はできませんが、その医者はどういうエビデンスをもって「レキソタンは離脱症状が出ない」なんて、いい加減なことを言ったんでしょうね。
では何に離脱症状があって、何が出ないというのでしょう、その理論について説明してもらいたいものです。
精神医療の治療に、科学的エビデンスがないということは、医者も認めています。

私はクスリ、精神医療すべてを否定したので、お勧めはしませんが、大学病院でもベンゾの離脱症状は認めています。
もし診断書が必要なら、医療機関などの情報もお知らせできますよ。
私の経験に裏づくものしかありませんが、ほかにもお伝えできることもあるかもしれません。
困ったことがありましたら、いつでもコメントくださいね。

2013/09/06(Fri) 23:30

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らら

主様
先日はご丁寧にいろいろ教えていただき、本当にありがとうございました。
誰も理解してくれない苦しさのなかでもがいていたので、本当に心強い、温かいお言葉ありがとうございました。
症状は悪化するばかりで仕事継続はとても難しい状況です。しかし住宅ローンがあり、辞めることもできません。休職は辞職を意味するほどの中小企業ですので。
主様はとても勉強されていて私のかかっている医師より離脱症状をとても理解されているようですので、少し愚痴をこぼさせてもらってもよろしいですか。
先日のコメでは、簡単な私の症状だけでしたが、こうなるまでにいくつか経緯がございます。
私はレキソタン、アナフラニールのほかに睡眠導入剤(ゾルピデム10、ビビットエース1、エバミール1、ゾルピデム10)や眠剤(ユーロジン)も出されておりました。処方してくれたのはAクリニックという心療内科専門のクリニックでした。レキソタン2、アナフラニールは朝昼晩1錠ずつ、(アナフラニールのみ朝だけ、服用期間は3ケ月程度、その前はアモキサン服用していました)、診断は10年位前にパニック症候群、うつ病でした。実際過呼吸や、一度酷いめまいと息ができない苦しさで倒れて意識が遠のきました。それからずっと紆余曲折しながら、上記の薬で落ち着いていましたが、眠剤などの量がどんどん増加し、ビビットエースは手術などの前に飲む薬と言われ医師に対する不信感が増していきました。眠剤、導入剤だけでのみ合わせて12錠くらい毎晩服用するようになっていたからです。
実際、抗体ができてしまうと知らず、効かないと医師に訴えていた私にも責任がありました。
8月末には15錠程度服用するようになっていました。しかし、抗体ができている私には眠ることが出来ず、仕事の負担や家庭不和(親、兄弟に対する不信感)がつもり、手首を30箇所以上切りました。今思うと8月に入ったころは、死ぬことしか考えていませんでした。
運ばれた病院が現在のB病院です。担当医から入院を言われました。希死願望症、うつ病と診断され、現在リフレックス15、クエチアピン25を各1錠ずつ寝る前に服用しています。担当医、曰く、抗うつ剤兼睡眠導入剤ということでした。現在処方された薬は効いている?のかよく眠れます。
その後、最初に離脱症状が出たのが今まで飲んでいた睡眠導入剤や眠剤をばっさり断薬せよと指示されたことにより手足の痺れやめまい等多岐にわたる症状でした。仕事を休むことができない環境で入院はできませんでした。雇用主に相談するも休職は困るといわれました。よって、現在は通院治療となって現在に至っております。その後担当医は、昼間のレキソタンやアナフラニールもすべて断つように指示してきました。それからは地獄のような辛い一週間以上を夢の中で生きていたようです。現在ももちろん、断薬による離脱症状は酷く生きている実感がありません。あまりに酷い離脱症状で担当医がいないのをわかっていて、受診したところB病院の私の担当医ではない医師が「ベンゾ系の離脱はない、眠剤、導入剤の離脱も有り得ない」と言い切り、気のせいだ、内科を受診せよと取りつく島がありません。担当医は27日でないと病院に出勤しないため、誰にも相談できず、今の離脱症状と闘っておりました。担当医は離脱症状が出ると言ってくれましたが、若い医師なのか、どれほど酷い離脱症状が出るかも未知の世界、といった感じでした。この医師を継続するべきか悩んでおります。
主様のブログを見つけられた幸運で、私だけでなく、主様のように頑張って断薬成功した方がいるんだと自分を奮起できそうです。
そして、現在の日本の精神医療への不信感が多くの方が持っていること、ベンゾの離脱症状等を主様のブログで確信でき、もう少し生きてみようかと思っております。

もう少し生きて離脱症状を克服できたら、生きている意味も見つけられそうですので。紆余曲折はまだまだ続くと思いますが、Aクリニックを疑うことができなかった自分に責任があることを胸に刻み、頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました。

2013/09/09(Mon) 18:10

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CaliforniaRocket

Re: タイトルなし

> らら さん

こんばんは。

お立場、理解いたします。
私は休職できる環境にいて恵まれましたが、もちろん難しい場合もあります。
私よりもよほどお辛い立場でしょうが、精神力が強く、お考えがはっきりしておられるのできっと克服できます。
無責任な励ましはできませんが、無理せず、少しずつでも進めてください。
そして、こんなところでよろしければ、いくらでも愚痴を言ってくださいね。

現在はリフレックスとクエチアピン(セロクエルですね?)で寝られているとのこと。
私も一時、この組み合わせを試していましたし、難治性うつ患者に適用ということで、「東京女子医大病院」でも勧められました。
この両方とも眠気を誘う薬ですから、眠りは安定すると思われます。
実際私も、これらのクスリを止めてから、不眠が再燃したことがありますが、次第に安定してきて、今は無しでも寝られています。
医者に言わせると、この二つは依存性がないということですが、私にはもう信用できなかったので、止めた次第です。
リフレックスは「抗鬱剤」で基本的にはセロトニンなどを増やす薬、クエチアピンは「メジャートランキライザー」で逆にセロトニンなどを抑制する薬と言われます(乱暴な説明ですが)。
精神医療を反対する立場の方から、「アクセルを踏んで、同時にブレーキも踏むようなものだ」と指摘され、私はその言葉を信じました。
もちろん、どんな説を信じるかということは個人責任なんですけれど。

だから、医師が何と言おうと、私が何と言おうと、ららさんが信じることをしてください。
断薬はすべきだと思いますが、お仕事やお立場などありますから、個々人の事情で、減薬の量を決めたり、スケジュールを決めたりする必要はあると思います。

一気断薬を指示した医師、内科を受診せよといった医師、誰が正しいかなんて問題ではありません。
ららさんが信じる方法を進めてください。
厳しいことを言うかもしれませんが、「医師は信頼できないもの」「医師は今の辛い症状を助けてくれない」という現実を認めてください。
数多くの断薬経験者とお話してきましたが、「症状を軽減してくれる」医者と出会った人を見たことがありません。
(もし、運が良ければ、断薬の方法をアドバイスしてくれる医者はいるかもしれません)
気持ちとして医者と決別することで、断薬することの覚悟ができると思います。

ただ、今の医者でも別の医者でもいいですが、とりあえず受診は続けてくださいね。
というのは、もし休職が必要になった時、医療費の軽減を求める時、今後そういう場面があるかもしれません。
悔しいですが、その時には医師の診断書や意見書が必要になります。
うまい具合に必要な時だけ、医師を利用すると割り切ってください。

なにも落ち度がないのに、こういった「薬害」ともいえる症状で苦しめられる・・
割り切れない思いも、際限のない不安感も、生に対する絶望感も・・すべて理解できます。
でも・・お願いですから、頑張ってください。
無理をしないで、自分ができる範囲で、減薬も進めていきましょうよ。
きっと、症状は軽くなります。

2013/09/09(Mon) 19:37

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