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Anguish of Heros
ややタイミングを逸した感もありますが、観に行ってきました。
オジサン・オバサンのヒーロー、「シン・仮面ライダー」!

仮面ライダーは放送開始が1971年4月3日、ちょうど52年前です。
小学校低学年の時で、そりゃあもうリアルタイムで大熱狂しました。
庵野秀明監督の「シン」シリーズは、これまで4作ありますが、その中でも一番のめりこんだ作品のリメークといっていいでしょう。

それだけに期待も大きかったのですが・・・・
うーん、どうでしょう?
ネットなどでは高評価の声も多かったように思いますが、ちょっと消化不良だったかも。

原作は石ノ森章太郎先生の漫画で、原作とTVシリーズが違うことは認識していましたし原作も読んでいました。
石ノ森先生の作品は、単純な勧善懲悪だけではなく、社会問題などに対してメッセージが込められたものが多いです。
サイボーグ009やキカイダーなどもそうなのですが、主人公が自身の存在意義を考え、戦うことに苦悩します。

本作は原作と同じで、そこが強く表れていました。
まあそれはそれでいいんですけれどね。

TVシリーズはもっと単純明快でショッカー(悪役)は絶対的に悪!
子供心にわかりやすい構図で、悪を倒し活躍する仮面ライダーに憧れ熱狂したんだと思います。
だから本作においては、脚本としての出来はどうかわからないですが、個人的に求めていたものではなかったように感じたのかも。

なんかストーリーに信憑性をだすために設定を捏ねくりまわして複雑にして、感情移入しにくくなったというか・・・
期待が大きかっただけに、ぞくぞくするような感動はなかったですね。
私がひねくれてるのかな・・・・

さて、TVシリーズではわかりやすく勧善懲悪ということを上で書いたのですが・・・
悪の組織には悪の組織の理や言い分があって、100%どちらが良いとか悪いとかないことは大人になってから学ぶことです。
ただこの時は、悪の象徴であるショッカーの怪人が仮面ライダーにぶち殺されることに熱狂していたわけです。

先日のブログにも書きましたが、私にはルール違反の行為に接したとき、攻撃的になる、「マスク警察?」的な傾向があります。
悪い(ことをした)やつは成敗されて当然という価値観を、子供ながらに培っていった結果なんでしょうかね?

還暦を迎える今でも仮面ライダー(Hero)になりたいのかもしれません。
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