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Santosha
日曜日恒例のヨガに行ってきました。

体調への影響として、運動効果も期待していますが、ヨガ哲学のような考え方も参考になります。
ブログで度々紹介する「マインドフルネス」や「座禅」「瞑想」で提唱する、「今、この状態に集中する」という考え方に近いものが多く相性がいいです。

今日のレッスンの前に、インストラクターが一つのヨガの言葉を紹介していました。
サントーシャ」というもので、「知足」、「今あるものに感謝する」という考え方です。

メンタル疾患も自律神経失調症もストレスによって悪化することが多いです。
ストレスの原因は人それぞれでしょうが、自分は他人より不遇である、満足できないという考え方から引き起こされると思います。

また症状があることは確かだとしても、そこを意識しすぎて「自分は不幸だ」と悲観してしまう。
できていることも、楽しんでいることもあるにもかかわらず、そこに注目しないで、苦しいことだけを意識してしまう。
こういう考え方に囚われるとストレスフルになって余計に症状がきつくなるといった、負のスパイラルですね。

だから、「今の自分は恵まれている」と気づくことが、結果として自分自身を苦しみから救うことになるんですね。

私はバブル期といわれる1980年から1990年代に青春時代を送りました。
その時の価値観は、「いかに他人より目立つか」「24時間働いて他人よりいい暮らしがしたい」なんてのがメインだったように思います。
「私をスキーに連れて行って」という映画で若者の支持を得たホイチョイプロダクションが「見栄口座」なんて本を出して売れましたしね。

私の印象なんですが、だからバブル期にはヨガは流行っていなかったように思います。
ヨガブームになったのは、皆が疲れ切って癒しを求めたバブルが崩壊した後ではないでしょうか?

たった数年でも世間の価値観なんてのは変わるものですね。
どちらが正しいというものではないでしょうが、ストレスに生活が影響される私みたいな人間にとっては、「今あるものに感謝する」と意識した方が生きやすいんでしょう。

言われてその通りだと思うんですが、「他人より恵まれたい」「他人を出し抜いて競争に勝ちたい」といった自分の価値観を変えるのはなかなか難しいです。
バブルの呪縛から抜け出せないでいるオッサンです。
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