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書籍紹介4
精神医学を糾弾し、向精神薬などの断薬を東京DDクリニックで指導されている内海聡先生
その著書である、「大笑い、精神医学」という本を読みました。

大笑い

この本は、先生の3部作の真ん中にあたるのですが、これですべて読破したことになります。
4コマ漫画を挿入してわかりやすく説明しています。
3冊読んで、正直、まず取り掛かるだけならどれか1冊読めば、伝えたいことはわかるかなといった感じで、3冊読まなければといけないということは無いと思います。
しかし、ベンゾジアゼピン離脱症状に苦しむ方には、どれか1冊ぜひ読んでいただきたい1冊です。

ただ、初めて読まれるときは少しショックを受けられるかもしれません。
自分では被害者とも信じて疑わない、我々離脱症状患者に対しても、その甘さを指摘されているからです。

私が感じたことであり間違っているかもしれませんが、一貫して言われていることは、患者が自身を正当化しようとしているうちは断薬などかなうわけがないというスタンスだと思います。

  医者が悪いんであって私は悪くない
  ベンゾジアゼピンは依存性があって悪いけれど、抗鬱剤は悪くない
  権威を盾にして自分を守ろうとしている


言い換えれば、「人に理解してほしい」という願望を断ち切って、問題の本質と向き合おうということです。
しかし、自分を正当化することかもしれませんが、これはかなり難しいと思うのです。

例えばAさんBさん二人の方がいたとしましょう。
ふたりとも、朝、頭が痛くだるくて起きられないという症状を持っていたとします。
Aさんは精神科を受診したところ、「うつ病」だと診断され、まわりから「かわいそうな病人」として同情されました。
Bさんはある内科を受診したところ、「病気でも何でもないよ、気分の問題!」と診断されました。
しかし症状が治まらず、全く仕事にはつけません・・・
Bさんはまわりから「怠け者」と責められました。

こういうことなんじゃないでしょうか・・・
正直なことを言って、私も「うつ病」と診断された時、ほっとしたような気がします。

  このしんどい症状はやっぱり病気だったんだ
  病気なんだから休んでも私は悪くない
  悪くないんだから、もっと私の事を理解してよ・・


内科、耳鼻科、外科、脳外科・・さまざまな診療科をドクターショッピングし、検査もしたけれどどこにも器質的な異常はなし。それでも症状は治まらない。
最後にかかった精神科(心療内科)では、数値的な裏付けがなくとも、「いやあ、それが病気なんですよ、立派な病気です」という言葉は、患者にとっては実に巧妙で、魅力的な甘言です。

全面的に内海先生を信望するわけではありません。
だってそれは「クスリ」から「内海教」という宗教に依存を変えるだけのことだから・・
しかし内海先生が本書の中で
目の前の問題を一時的に誤魔化すために精神科や精神薬に頼り、問題の本質に向き合おうとしない限り、問題の解決など永久に不可能です
と言われていますが、もっともなことだと思います。
まだまだこの心境にまで達していない私が、離脱症状そしてうつ病という長年の呪縛から完全に逃れるにはもうしばらく時間がかかるのかもしれません・・
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