体調が芳しくないようなことを書いてきましたが、そういうとき、辛いのは得てして身体の苦痛でなかったりします。

体調が悪いと出かけるのが鬱陶しくなったりします。
本来、好きだから、楽しみに思っているからこそ、予定を入れるわけです。
例えば、旅行に行く予定であったり、野球やスキーなどに行く予定であったり、
楽しみだから予約を入れ、または友人と約束をします。

それが体調が悪くなると、「鬱陶しいな・・・もう行きたくないな・・・」なんて考えが頭に浮かんできます。
しまいには、行かないで済む理由を考えたり、断る口実を考えたりしています。
「やりたい」「楽しみ」と感じていたことを、回避したいと考えなきゃいけない、その状態が苦痛だったりします。

うつ病のあるあるだと言われるかもしれません。
私自身が現在うつ病の兆候があるかどうかはどうでもいいのですが、やはりこれまで無理したら大きく体調を崩す体験があったり、「体調が悪い時は無理したらダメなんだよ」といった刷り込みのために、過度に不安を感じているところがあり、それが行動を制限する元になります。

実際に休養が必要か、無理しちゃダメなのかは、個別ケースで考えるべきで、休む方が良い人もいるでしょう。
でも何でもかんでも、「しんどいし、もしかしたら体調崩すから」、そう考えてしまう癖がついていると、そこから抜け出すにはなかなかのパワーがいります。

約束を断るのが嫌だから約束をしない、やりたいと思っても手を出さない、なんて話もよく聞きます。
ただ、これも程度に寄るのでしょうが、「辛いから行かない理由を考える、考えたい」といった状態のときに、無理してでも行ってしまうことで、状態が改善することもあります。

元々は、好きで、行きたくて、興味があって予定や約束を入れているわけです。
それが体調が辛いから行くの嫌だなとなっている、そしてそんな自分が情けなくなっている。
そこで無理していったとして、好きなことだからやりだしたらなんか楽しい、そしてやり遂げられたら、できるじゃんという自信になります。

昨日まで、どうしようかな、休もうかな、電話しようかな・・なんて考えていたのですが、
1年2か月ぶり？　本当の久しぶりに野球の試合（Playする方ね）に出かけてきました。

だいたい、出かけてしまえば覚悟もできるんです。
まあ、もちろんそこで体調崩す場合もあるんですけれどね。
結果としては今日も行ってよかったです。

一度、過度の不安を感じてしまった者は、こうやって一つ一つ成功体験を積み上げていくしかないのです。
歩き出すときは本当に辛いですけれど、予後の体調と満足感を考えたら、このやり方を続けたいと思います。