FC2ブログ
Mutual assistance
北海道で発生した大きな地震から72時間が経過しました。

被害にあわれた方にお見舞い申し上げるとともに、まだオンタイムで救助が進められています。
不明の方が一人でも救助されますように、お祈りいたします。

一方、口にするのも憚られますが、災害時救援の72時間の壁ということが伝えられています。
これはもともと、私も被災した阪神大震災のときに、発生72時間以降の救出者の生存率が著しく低下したことから言われるようになったとされています。
特に、発生当日に救助された方の75%が生存されていたということからも、いかに早期救出が重要かということがわかります。

ただ被害の規模に対して、消防や自衛隊のマンパワーには限りがあります。
阪神大震災のときも、救出された方の8割が近隣住民により発生直後に助け出されたと言われています。

実家近所は被害の大きい場所で全壊家屋が多かったため、私も二人、埋まっている人を掘り起こして救助しました。
埋まっているのが外から見えたわけではなく、家族の方や近所の方からヘルプコールがあって、そこに埋まっているということが認識でき、救助につなげられました。

一方、近所に某大学生が多く住むアパートがあったのですが、そこに住まれていた学生は気が付かれませんでした。
詳しい状況はわかりませんが、昔から居住する地の住民と違って、隣人との付き合いも少なかった人の被害が大きかったように思います。
当たり前と言われるかもしれませんが、非常時に地域での付き合い、助け合いがいかに重要かということです。

こんな体験をしておきながら、地元を離れ、転勤が多くなって生活している現在、
同じような災害が起こって、同じような対応ができるのか、はなはだ疑問があります。

自分たちの生活が第一、隣人とのかかわりを最小限にとどめるというのが、最近の都会人のライフスタイルかもしれません。
今、自分たちが埋まってしまったとして、誰かが「ここに埋まっています!」と声を上げてくれるでしょうか?
自分たちも避難するときに、さっさとクルマで逃げようとしないでしょうか?

こじつけかもしれませんが、社会生活でストレスを感じて、向精神薬のお世話にならなくてはいけなくなった背景は、こういうところにもあるのでしょう。

誰のために生きているか?
子供のため、妻のため、親のため・・・・でも一番大切なのは自分。
そうあることを非難はされないんでしょうが、その意識が強くなるほど自分が損をしている意識が強くなる。
そして、お互いさまという意識も小さくなってくる。

いかにも自分の利益を第一に考えて生活しているかということを、こういった災害を機会に省みなければいけませんね。
誰かのために頑張るというメンタルは、決して他人のためではなく、自分を楽にすることではないでしょうか。
スポンサーサイト

Comment 0

What's new?