FC2ブログ
Mind control
元オウム真理教の死刑囚の刑が執行されてから半月ほど経ちます。
そろそろ報道も落ち着いてきましたが、この話題を耳にするたびに、「マインドコントロール」ということについて考えさせられます。

私のブログでは依存症、特にベンゾジアゼピンの依存症というテーマを取り上げているつもりですが、
依存症とマインドコントロールはほぼニアリーイコールなんではないかと感じることがあります。

本人自身が、その対象(あるいは行為)が絶対に欠かせない必要なものとして信じ込んでいます。
そして無くなることは、人生の終わりのように感じてしまい、排除をとことん抵抗します。

7月12日付のダイヤモンドオンラインの記事に、マインドコントロールについて興味深い内容が書いてありましたので、一部引用したいと思います。

****引用**********************
マインドコントロールは解くのも大変ですが、解けた後も大変です。何しろ、財産を全部取られているのはもちろん、大学や会社にいた人は辞めさせられていますし、家族や友人からも引き離されますから。今の日本社会で、履歴書に数年間の空白がある人の就職活動は、非常に困難です。
**************************

もしかしたら、体調が悪いのはこれが原因かもと疑うことがあったとしても、その時点ではもう休職・退職・離婚といった、人生上厳しい立場に立たされていることが多いでしょう。
ベンゾジアゼピンもそうですし、他の依存対象物であっても、辞めた後の自分の将来が想像できなくなります。

****引用**********************
自分で脱会を決めたケースでは後々、「不安で仕方がない」と訴える人が多いのです。脱会時に、本人が完全に絶望するほどにすべてが間違いだった、と気づく必要があります。そうでないと、何かの折に「戻りたい」「ほかのカルトでもいいから帰依したい」という心が頭をもたげてくるのです。
**************************

断薬のあるあるで、「再服薬してしまいました」とか、「ベンゾジアゼピンに代わる漢方薬を探しています」とか、よくある話ですよね。
依存というのはそういうもので、一度止めるのは比較的簡単ですが、元に戻ったり、違うものに依存が代わったりすることが多い。
私もそうですが、断薬を継続している方に話を聞くと、たいていはすべて今までやってきたことを否定し、間違いだったと価値観を180度変える方が多いです。
だから、どんなに苦しくなっても再服用しないだろうと自信をもって言えます。

・・・・・
何も、今の私の考え方が100%正しい、断薬が正解と主張したいわけではないのです。
もしかしたら精神薬を飲むことが正解で、今の状態がマインドコントロールだという可能性もあります。

でもそういう、正誤性の話をしたいのではなくて、
事実として何かに依存していて、それを神のように信じていて、それでも何らかの事情で止めなくてはならなくなった時、
上に書かれているような不安がある中で、それでも価値観を全否定するような覚悟をして、
そこまでマインドコントロール=依存を断ち切ることは大変な苦労がいるということです。

オウムのマインドコントロールの話を、他人事みたいに聞いている方が多いように感じますが、
身の回りの依存を考えたら、決して他人事ではないなと思うこの頃です。
スポンサーサイト

Comment 0

What's new?