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Medical treatment fees
ベンゾジアゼピンの断薬ブログを標榜していて、検索して読んでくださる方も少ないながらおられるわけです。

にもかかわらず、最近は断薬関連のネタって書けていなかったですねえ・・・
まあ、もう意識していない過去のことってだけかもしれませんが。

で、久しぶりにベンゾジアゼピンのネタで書こうと思います。

3月5日に厚生労働省から、2018年度診療報酬改定が通知されています。
その改定で、「ベンゾジアゼピン受容体作動薬である抗不安薬等を1年以上連続して同一の用法・用量で処方している場合、処方料と処方せん料が減額される」ことになりました。

これまでも2014年から、多剤処方(3種類以上)した場合は、処方料、処方せん料が減額されていました。
しかしこれには抜け穴もあって、同じベンゾジアゼピン系の薬物であっても、例えば抗不安薬を2種類、睡眠薬を2種類であれば、多剤処方にならず、減額対象ではありませんでした。

今回の改定では、この多剤処方の基準も厳しくなるとともに、1種類だけであっても、1年以上続けて処方した場合、処方料、処方せん料が減額される、
つまりそれだけ医者の実入りが減るような改定になっており、欲深い医師はそれを避けて処方するので、きっと長期処方が減るだろうという改定ですね。

厚生労働省もベンゾジアゼピンに副作用や依存症があり、それがQOL面で問題になっているということを認めつつあるということです。
ベンゾジアゼピンの問題を社会的に認知させようと活動される方々がおられ、このブログを始めてからお話させていただく機会もあるのですが、
厚生労働省に陳情にいかれたり、地道な活動が少しずつでも実を結びつつあることに喜びを感じるとともに、頭が下がる思いです。

しかしそこはお役所仕事であって、まだまだ抜け道があるなあってのが実情で・・・
先ほどの改定であっても但し書きがあって、
  
以下のいずれかに該当する医師が行った処方、または当該処方の直近1年以内に精神科の医師からの助言を得て行っている処方については除く。
ア 不安または不眠に係る適切な研修を修了した医師であること
イ 精神科薬物療法に係る適切な研修を修了した医師であること

??どういうこと??
精神科の医師が助言したら処方できるってこと?
だったらこれまでと何が変わるんだって感じですよね。

だいたい、精神科医がベンゾジアゼピンの長期処方問題や常用量依存を頑なに認めなかったが故に、問題が起こっているのではないのか?
それを、精神科医は精神科薬物療法について明るいから、治外法権にするなんて・・・言語道断とはこのこと?
この辺が、お役所がやることの限界なのかな・・・

あとは、改定されたからって、急激に処方を変えるような、アホな医師が出てこないようにお願いしたいところです。
いくらベンゾジアゼピンの依存症が問題になるからって、すでに1年もの間、処方し続けられた患者が、いきなりカットされる恐れだってあるわけでしょう。

くれぐれも「診療報酬が減るから」なんて理由ではなく、患者本位で考えてもらいたいところです。

まあそれでも、こうやって問題視されてきているということは事実であり、きっといい方向に進んではいるのでしょう。
何年たったら依存症問題が解消するのかわかりませんが、私を含め多くの人が苦しんだ経験が、未来に役立つことを祈りたいものです。
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