Best forgotten facts
東日本大震災から7年となり、テレビなどで当時の映像が放映されています。

7年という年月が長いのか短いのか・・・
当事者かどうか、現時点で問題を抱えているかどうかで、感じ方は違うでしょう。

何度かブログでも書いていますように、私は阪神大震災の被災者です。
世帯主は親父でしたが、自宅は全壊し、30年以上慣れ親しんだ神戸から居所を変えることになりました。
それ以降、神戸には住んでいません。

被災から7年後といえば、私が初めて転勤で東京に出てきたタイミングになります。
7年後のその時点で、もう被災者意識というものはほとんどありませんでした。
それは、転勤前に居所を大阪に変えて、そこで生活の基盤ができていたということもあるでしょう。

悪い言い方をしたら、忘れていた・・・・
苦労や苦難に目を向けずに、意識しないですんだからです。
被災地で生活していたら、いろいろな不都合や問題があったでしょうし、将来を考えると憂鬱になることも多いでしょう。
そういった課題を抱えた方々の間では、7年たっても被災は終わってはいない。

今朝のテレビで、帰還困難区域に自宅があって、別地域に避難されている方のうち半分近くが、制限が解除されても戻らないと回答されていました。
また制限が解除されてすでに帰還された少数の方も、いまだに除染などの課題があって、将来が見えないと答えられています。

現地にいれば、悲しみも思い出す、理不尽に恨みを感じることもある、
思い通りにいかない現実も目の当たりにしなければいけない。

被災された方にかける言葉として適切なのかどうか自信がないのですが・・・
被災という苦難から立ち直るためには、被災の現場や現実から目をそらす・・・
事情があってできない場合もあるでしょうが、一度意識をそこから切り離さなければなかなか難しいのだと思います。

これはきっとほかのことでも当てはまることで・・・
例えば、私たちが取り組んできた断薬なんかもそうで、頭の中が断薬や精神薬のことで一杯で、
減薬のやり方であったり、処方した医師への恨みであったり、自分に降りかかった理不尽であったり、将来への不安であったり・・

仕方がないことだと思いますが、そういう意識で一杯な時点ではまだまだ立ち直りには時間がかかりそうです。
あまり意識しなくなって、不眠も不調も日常の一部、そこから始めようと意識が変わることが大切なような気がします。

被災でも断薬でも・・・
当事者にとって、これがどれだけ難しいことか、私も体験者ですからよくわかるつもりですけれど、
忘れてはいけないこともあるけれども、忘れた方が人生が楽になって前向きになれることもあります。

まだまだ多くの方が、被害の渦中に取り残されているのでしょうが、
苦しんでいる方にとって、多くの問題点から解放されて、平穏な精神が取り戻せますように。
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2018/03/12(Mon) 14:00

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CaliforniaRocket

Re: タイトルなし

> 鍵コメさん

こんにちは、コメントありがとうございます。

本当のご苦労というのは、当人にしか理解できないですものね。
想像で共感したものの、当たっているのかどうかわかりませんが・・・
自分がいつその立場になってもおかしくないわけで、他人事と思わずに配慮したいものですね。

さてリンクですが、ご自由にされてください。
ご丁寧にご連絡いただきまして、ありがとうございます。
最近はあまりブログに時間を割けていないので、密に更新できないかもしれませんが・・・

今後ともよろしくお願いします。

2018/03/12(Mon) 20:41

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2018/03/14(Wed) 20:56

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