日経平均がえらいことになってます。

株式投資に興味のない方には申し訳ありません。
が、9月から連騰を続け、ついには21年ぶりの高値水準。
今から買うかどうかは難しいところですが、投資されていた方の多くはホクホクではないでしょうか？

株式だけではありませんが、投資というからにはリスクもあり、得することもあれば損をすることもあります。
儲けが出たら嬉しいし、損失が出たら「なぜこんなことしたんだ・・・」とブルーになるのは当たり前のことです。

しかし考えてみてください。
同じ額、たとえば10万円儲けたときと10万円損をしたとき、
感情の動きで考えた場合、インパクトの大きさは同じでしょうか？

心理学者の研究によれば、損をした時のほうがショックは3倍になるそうです。
それだけ人間は損をすることが嫌・・・というか、自分が不利益を被るようなことは避けたいと思う傾向があります。

断薬してそこそこの時間がたち、酷い症状は少なくなったものの、まだ体調の波があるなか、同じようなことを感じます。
少しずつですが、一時に比べたら体調は格段に良いわけです。
株価で言ったら、底と比較したら、もう何倍にも値上がりしています。

でもその儲かった分の喜びは・・・・
もちろんあるのですが、値が上がった今となっては、それが当たり前のように感じて、有難みはそれほどでもありません。

逆に年に何回か、急に体調を崩したとき・・・
株価急落ですが、3年前の底と比べればまだ全然余裕がある。
しかも大きな確率で、元の状態まで株価は戻る（体調は回復する）わけです。

それでも、その不調が来ることが耐えられない・・・死ぬほどつらい。
3倍辛さを感じるわけですね。

・・・・・
辛い体験をしてきたわけで、それが恐怖体験になってしまって、不安症になっていることもあります。
だから、そこを何とか避けたいって気もちはわかりますし、それを悲観することはない。

けれどね・・・
症状が出て辛くて、何もかも嫌になったり、死にたくなったり・・
そういうとき、冷静に思い出してください。

辛さは喜びの3倍に感じるんだって。
自分もいつそういうメンタルに陥るかわかりませんから、自分にも向けて。