今期のTVドラマに「アンサング・シンデレラ」という病院薬剤師の話があります。
ベンゾジアゼピンの有害性に気が付き、実体験で懲りて断薬した私ですが、元々は化学専攻で薬に興味を持つ人間です。
このドラマもなかなか面白く視聴しています。
今週のストーリーは、主人公の同僚の妻が末期がんで余命いくばくもなく、苦痛を和らげるために鎮静薬を投与するお話。
鎮静剤を投与してしまうと、患者は楽になるけれども、もう意思の疎通が取りにくくなってしまうために悩むというものでした。
この鎮静のために、投与されたお薬が「ミダゾラム」、つまりベンゾジアゼピンです。
私が服薬していたものとは力価(所謂クスリの強さですね)が違いますが、ベンゾジアゼピンというクスリは本来それくらい慎重に使わなきゃいけないクスリなんだと思います。
このお薬は、終末期患者の鎮静用の他に、手術時の全身麻酔の前の予備麻酔なんかにも使われています。
死期が近づいていて苦痛を緩和する際にはお願いするかもしれません。
でも、ここまで苦労して断薬してきた身としては、今後も少々のことでは望んで摂取することはないと思います。
ただ、手術が必要になって全身麻酔をするとなったとき、ベンゾジアゼピンを使用しますよと言われたらどうするだろうか?
このドラマを見ていて、そんなことを考えていました。
安易にこの薬を始めたり、継続することは害の方が多いように思います。
ただ、時と場合によっては必要なこともあるのかもしれません。
断薬した直後はその価値観自体受け入れることができませんでしたが・・・
痛みに耐え、苦痛に耐えてでも、ベンゾジアゼピンは一切拒否するという選択肢はありなのか?
他の選択肢はないのか?
そもそもクスリの存在意義とは?
断薬して、今では意識することも少なくなりましたが、
何年か後に、そういった選択のためにベンゾジアゼピンとまた向き合う日が来るんでしょうか?
そんな日が来ないことを望みますが・・・
ベンゾジアゼピンの有害性に気が付き、実体験で懲りて断薬した私ですが、元々は化学専攻で薬に興味を持つ人間です。
このドラマもなかなか面白く視聴しています。
今週のストーリーは、主人公の同僚の妻が末期がんで余命いくばくもなく、苦痛を和らげるために鎮静薬を投与するお話。
鎮静剤を投与してしまうと、患者は楽になるけれども、もう意思の疎通が取りにくくなってしまうために悩むというものでした。
この鎮静のために、投与されたお薬が「ミダゾラム」、つまりベンゾジアゼピンです。
私が服薬していたものとは力価(所謂クスリの強さですね)が違いますが、ベンゾジアゼピンというクスリは本来それくらい慎重に使わなきゃいけないクスリなんだと思います。
このお薬は、終末期患者の鎮静用の他に、手術時の全身麻酔の前の予備麻酔なんかにも使われています。
死期が近づいていて苦痛を緩和する際にはお願いするかもしれません。
でも、ここまで苦労して断薬してきた身としては、今後も少々のことでは望んで摂取することはないと思います。
ただ、手術が必要になって全身麻酔をするとなったとき、ベンゾジアゼピンを使用しますよと言われたらどうするだろうか?
このドラマを見ていて、そんなことを考えていました。
安易にこの薬を始めたり、継続することは害の方が多いように思います。
ただ、時と場合によっては必要なこともあるのかもしれません。
断薬した直後はその価値観自体受け入れることができませんでしたが・・・
痛みに耐え、苦痛に耐えてでも、ベンゾジアゼピンは一切拒否するという選択肢はありなのか?
他の選択肢はないのか?
そもそもクスリの存在意義とは?
断薬して、今では意識することも少なくなりましたが、
何年か後に、そういった選択のためにベンゾジアゼピンとまた向き合う日が来るんでしょうか?
そんな日が来ないことを望みますが・・・
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Comment 3
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2020/09/05(Sat) 19:33
CaliforniaRocket
Re: No title
> 鍵コメさん
こんにちは。
もちろん覚えていますよ。
頑張られたんですね、自分のペースで進められてくださいね。
断薬できたら偉いのか?
何が理想なのか? 人や症状によって違うでしょうし、難しいですね。
昔の私のブログにも書いているのですが、私の老親もベンゾジアゼピンの依存で、なくては寝られません。
随分と話もしましたし、本人も止めたいようですが、寝られないことが辛く、何度も断念しています。
我慢しろとも叱責しましたが、何が本人の幸せになるのかわかりませんし、
死ぬまで飲んでも苦しまずにいけるかもしれません。
ましてやあまり叱責しすぎて、罪悪感をもって生きるのは辛いだけですので、もう言わないことにしました。
話が長くなりました。
もちろん私にも不眠はありましたし、悲しませることになるかもしれませんが、今でもたまに寝られないことはあります。
悩みましたし、愚痴も吐きました。
物理的に即効的に対処できる方法なんてありませんでした。
自分との闘いなんて言うと格好いいですが、自分をそこまで追い詰めることもありません。
ただ、何を考えても寝られないことは変わりないですから、それは受け入れなくては仕方ありません。
その状態で、一番楽に生きられるやり方を考えてください。
家族や周りの人にそれを伝えて、協力してくださるようにお願いしてください。
耐えるのはもちろん自分なんですが、決して一人では達成できません。
お時間があるなら、初めの方から私のブログを読んでみてください。
かなり悩んで、そして家族に協力してもらって、ここまで来たことがわかると思います。
そして、いつの間にか寝られるようになっていました。
最後は信念と希望を持ち続けることです。
明日、明後日ではなく、5年後に笑って生活できるようになっているかどうか?
良い時もあれば悪い時もあります。
波を受け入れて生きていれば、その波はだんだんと小さくなりますよ。
お大事にしてくださいね。
2020/09/05(Sat) 21:50
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2020/09/05(Sat) 22:37